高齢の親の交友関係や生活の変化が気になったとき|新潟で確かめる順番

気になりはじめたら
調査より先に相談できる窓口があります。順番を間違えないでください。
「知らない人が出入りしているらしい」「お金の使い方が、前と変わった」「電話をしても、はぐらかされる」
離れて暮らしている親御さんのことは、様子が変わっても、変わった瞬間が分かりません。帰省したときに気づいて、そこから前に戻ってたどることになります。そして、たどろうとすると、本人が話したがらない。
この種のご相談で、私たちが最初にお伝えすることは決まっています。調査より先に、相談できる窓口があります。無料で、専門の職員がいて、しかも親御さんのお住まいの地域を受け持っています。そちらを飛ばして調査から入ると、費用がかかるうえに、手を打つのが遅れます。
この記事では、その窓口のことを先に書きます。そのうえで、ファミリー調査事務所 新潟支店で確かめられること、確かめられないことを、同じ分量で書きます。
まず、どのご心配に近いかを決めてください
「親の様子がおかしい」というご相談でも、気になっている中身によって、相談する先が変わります。次のどれに近いでしょうか。
- A 見知らぬ人が家に出入りしているようだ
- B お金の使い方が変わった。高額な買い物や契約をしている
- C 身なりや家の中が、以前と比べて荒れてきている
- D 連絡が取りにくくなった。電話に出ない日がある
- E 特定の相手と親しくしていて、家族としては不安がある
C と D は、まず生活と健康の心配です。交友関係よりも先に、日々の暮らしが回っているかどうかを見る必要があります。これは調査ではなく、地域の福祉の窓口が受け持っている領域です。
B は、契約の中身によっては取り消せる場合があります。消費生活センターが窓口です。時間が経つほど選択肢が減りますので、急いでください。
A と E は、私たちがお手伝いできる範囲にいちばん近いご相談です。どなたが出入りしているのか、どこへ出かけているのかを、外から見える範囲で確かめます。
ただし、A と E であっても、先にご確認いただきたい窓口があります。次の章です。
調査より先に相談できる窓口があります
地域包括支援センターという窓口をご存じでしょうか。市区町村が設置している、高齢の方とそのご家族のための相談窓口です。介護の相談だけの場所だと思われがちですが、実際にはもっと広く、生活全般の心配ごとを受け付けています。
ここが大事なところですが、ご本人ではなく、離れて暮らすご家族からの相談も受け付けています。「親の様子が気になるが、どうしたらいいか分からない」という段階で、相談していただいて構いません。費用はかかりません。
お住まいの地域を受け持つセンターは、親御さんの住所地の市区町村の窓口でお尋ねいただければ分かります。新潟県内の各市町村にも設置されています。電話で「離れて暮らしている親のことで相談したい」とお伝えください。
なぜ先にここをお勧めするのか。理由は三つあります。
地域の事情を知っている
その地区にどんな事業者が入っているか、近所にどんな方が住んでいるか。外から調べるより、はるかに早く事情が分かることがあります。
本人に会いに行ける
ご家族が訪ねると身構えられてしまう相手でも、福祉の職員であれば自然に様子を見に行けます。角が立ちません。
次の手につながる
介護の制度、成年後見、見守りの仕組み。必要になったときの手続きも、そのまま相談できます。
そのうえで、それでも分からない部分が残ることがあります。誰が出入りしているのか、どこへ出かけているのか。福祉の窓口は、そこまでは確かめません。役割が違うからです。その部分が残ったときに、調査のご相談をいただければ十分です。
順番としては、地域包括支援センター → それでも分からない部分だけ調査という形が、費用の面でも、時間の面でも無駄になりません。
気になり始めるきっかけは、たいてい小さなことです
ご相談を伺っていると、最初に引っかかったのは、たいてい次のようなことです。大きな出来事ではありません。
- 電話の向こうで、誰かがいる気配がした
- 帰省したときに、見覚えのない湯呑みや履き物があった
- 「近所の人に手伝ってもらっている」と言うが、名前を聞くとはぐらかす
- 通帳を見せてくれなくなった
- 買った覚えのない品物が置いてある
- 以前は毎日出ていた新聞が、たまっている日がある
- 身なりや、家の中の様子が変わった
こうした一つひとつには、たいてい別の説明もつきます。親切な近所の方が本当に手伝ってくれているのかもしれませんし、単に片付けが追いつかないだけかもしれません。一つだけでは、何の根拠にもなりません。
大事なのは、いくつが同時に起きているかと、いつから変わったかです。ご相談の前に、気づいたことを日付とともに書き出しておいてください。それだけで、話がずいぶん具体的になります。
それから、親御さんが話したがらない理由についても、少しだけ考えてみてください。隠したいからとは限りません。心配をかけたくない、叱られたくない、まだ自分でやれると思いたい。そういう気持ちで口が重くなっている場合が、実際には多いのです。
こちらで確かめられること
外から見える範囲での、生活の様子の確認です。具体的には次のようなことになります。
- 実際に人の出入りがあるかどうか。あるとすれば、どのくらいの頻度か
- 出入りしている方が、同じ人物なのか、複数なのか
- その方が来ている時間帯と、滞在している長さ
- 親御さんご自身の外出の様子。どこへ、どのくらいの頻度で出かけているか
- ご自宅の外から見える範囲での、生活の状況
ここでも意味を持つのは、繰り返されているかどうかです。一度の来訪では、何とも言えません。同じ相手が、同じ時間帯に、繰り返し来ているのかどうか。それが分かって初めて、ご家族として次の手を考えられます。
そして、これはぜひ申し上げておきたいのですが、確認の結果、何も心配がなかったと分かることも少なくありません。本当に近所の方が手伝ってくださっていた、通っていたのは近くの集まりだった。そういう結果も、ご家族にとっては意味があります。安心して、次の帰省で普通に話せるようになります。
こちらでは確かめられないこと
できることと同じだけ、できないことも書きます。
- お金の流れは分かりません。口座の中身を見る手立てはありません。ご存命の方の預金は、ご本人のものです。
- 医療や介護の記録は取れません。ご家族としての立場で、医療機関や介護の事業者にお尋ねいただく種類のものです。
- 家の中で起きていることは分かりません。確認できるのは、出入りと、その前後の様子までです。
- 出入りしている方の素性を、必ず明らかにできるとは限りません。分かる場合もありますが、お約束はできません。
- それが詐欺なのかどうかの判断はできません。私たちがお出しできるのは、確認した範囲で何があったかという事実だけです。被害にあたるかどうかは、消費生活センターや警察、弁護士の判断になります。
- 見ていない時間は、空白のまま残ります。ずっと見張り続ける形の調査は、現実的ではありません。
もうひとつ、性質の違うことをお伝えします。親御さんご本人には、ご自身のことを決める権利があります。誰と付き合うか、何にお金を使うか。ご家族から見て不安であっても、それだけでは止められません。判断する力が弱くなっているという状況であれば、家庭裁判所の成年後見等の制度がありますが、それは家族の一存で使えるものではなく、手続きが必要です。
私たちが確かめられるのは事実だけで、その先は、ご家族とご本人、そして制度の話になります。
新潟の冬は、この問題を見えにくくします
新潟のご相談には、ほかの地域とは違う事情がいくつかあります。いちばん大きいのが、冬です。
雪の季節は、ご家族が帰省しにくくなります。高速道路が止まる、列車が遅れる、そもそも運転して向かうのが危ない。「年末に帰ったきり、次は春」という間が空きます。その数か月のあいだに様子が変わっても、気づきようがありません。
同じ時期、親御さんのほうは外出が減ります。雪で出歩けないぶん、家に来る人の存在が、相対的に大きくなるのです。除雪を手伝ってくれる人、買い物を頼める人、話し相手。ありがたい存在であると同時に、生活のなかで占める割合が大きくなります。
そして雪は、家の話をする口実にもなります。屋根が傷んでいる、雪の重みで歪んでいる、点検したほうがいい。雪国では、家の傷みを口実にした訪問が成り立ちやすいという面があります。実際に必要な修繕であることも当然ありますので、訪問があったこと自体を疑う必要はありません。ただ、その場で契約をしていないかだけは、確かめておいてください。
01 県外に出たご家族が多い
新潟は、進学や就職で県外へ出る方が多い土地です。関東にお住まいのご家族から、新潟の親御さんについてご相談いただくことが少なくありません。距離があるぶん、確認の機会が限られます。
02 地域のつながりが近い
集落や町内の付き合いが残っている地域では、出入りしているのが「知らない人」ではなく「知っている人」である場合があります。だからこそ、ご家族から周囲に尋ねにくくなります。
03 田畑や家という財産がある
農地や実家は、動かしにくいぶん大きな財産です。そこに関わる話が出てきたときは、契約の形と時期を確かめておいてください。
帰省が難しい時期であっても、できることはあります。郵便物がたまっていないか、新聞が止まっていないか、除雪の様子はどうか。近所の方にお願いして、外から見ていただくだけでも分かることがあります。ただし、その場合もご本人に「心配だから頼んだ」と伝えておくほうが、後のこじれが少なくなります。
まず、どこに相談するのが早いかを整理しましょう
地域包括支援センターや消費生活センターで対応できることを調査に出してしまうと、費用も時間もかかります。お話を伺ったうえで、そちらへどうぞとお伝えすることもあります。まずはご相談だけでも結構です。
秘密厳守・新潟県内全域に対応ご自身でなさらないほうがよいこと
- 問い詰める。これがいちばん多い失敗です。「あの人は誰なの」「何に使ったの」と詰めると、親御さんは口を閉ざします。以後、何かあっても言ってもらえません。確かめる前に、聞き方を決めておいてください。
- 通帳やカードを、黙って持ち出す。心配からの行動であっても、ご本人のものです。後から「勝手に取られた」という話になりかねません。
- 家に無断でカメラを取り付ける。ご本人の家です。同意なく設置すれば、見つかったときに信頼を失います。見守りの機器であれば、説明して納得していただいたうえでお使いください。
- 出入りしている相手に、直接詰め寄る。相手が何者か分からない段階で接触すると、親御さんとの関係に持ち込まれます。ご自身が危ない場面もあります。
- 近所へ聞いて回る。地域のつながりが近い土地では、その日のうちに本人へ伝わります。
- 本人の同意なく、施設の手続きを進める。後から取り消しになるだけでなく、ご本人との関係も壊れます。
調査を扱う事業者は、探偵業の業務の適正化に関する法律に基づいて公安委員会へ届け出たうえで営業しています。届出の番号は、依頼される前に必ずご確認ください。
なお、ご本人以外の方の行動を継続して把握しようとする行為は、状況によってはストーカー行為等の規制等に関する法律の対象になり得ます。ご心配な気持ちは分かりますが、ご自身で相手を追うことはお控えください。

どこに何を聞けばよいか。窓口の分かれ方
高齢のご家族についての心配ごとは、受け持つ先が細かく分かれています。どこに何を聞くかが分かっていると、早く動けます。
- 地域包括支援センター いちばん先に相談する先です。生活全般、介護、見守り。離れて暮らすご家族からの相談も受け付けています。費用はかかりません。
- 市区町村の高齢者福祉の窓口 どのセンターが受け持ちかを教えてくれます。制度の手続きもこちらです。
- 消費生活センター 高額な契約、訪問販売、勧誘が絡む場合。契約の内容によっては取り消せることがあります。全国共通の消費者ホットライン(188)からも、お近くの窓口につながります。
- 家庭裁判所 判断する力が弱くなっている場合の、成年後見等の申立て先です。
- 警察 だまし取られている、脅されている、暴力がある。事件性がある場合は、ためらわずにご相談ください。
- 弁護士 契約の取り消しや、返還の請求へ進む場合です。
- 探偵 誰が出入りしているのか、どこへ出かけているのか。外から見える範囲での事実確認までです。
順番としては、地域包括支援センターで相談し、そこで分からない部分だけを調査で埋め、契約やお金の問題が出てきたら消費生活センターか弁護士へ、という並びが無駄になりません。
ご相談の前に整理しておきたいこと
すべて揃っていなくてかまいません。分かる範囲で結構です。
- 親御さんのお住まいと、お一人暮らしかどうか
- 気づいたことと、その日付(分かる範囲で結構です)
- 最後に帰省された時期と、そのときの様子
- 地域包括支援センターへ相談されたことがあるかどうか
- ご兄弟など、ほかのご家族はこの件をご存じか
- 親御さんご自身は、どこまで話してくださるか
そして、いちばん大事なところをお尋ねします。確かめたあと、どうなさりたいですか。
やめさせたいのか、様子を知っておきたいだけなのか、それとも、これから同居や施設のことを考える材料にしたいのか。この答えによって、確かめる深さも、そのあとのお勧めの仕方も変わります。
もうひとつ。親御さんご本人との関係を、これからも続けたいというお気持ちがあるかどうかも、よろしければお聞かせください。そこが分かっていると、確かめたあとの伝え方まで含めて、一緒に考えられます。決まっていなければ、決まっていないとお伝えください。
費用と期間の考え方
費用を左右する主な要素
- 確認の内容出入りの確認か、外出先の確認か
- 確認する日数一日で足りるか、日を分けるか
- 時間帯日中か、夕方以降も含めるか
- 調査対象エリア県内か、県外か
個別見積りとなる理由
ご心配の中身によって、確かめる範囲が大きく変わります。地域包括支援センターへのご相談で足りる場合もあれば、外から見える範囲の確認が必要な場合もあります。あらかじめ決めた金額を並べても、ご相談者のご事情には当てはまりません。お話を伺ったうえで、必要な範囲だけをお見積りします。お見積りの前に費用が発生することはありません。
まず確認したいこと
相談員からお伝えしたいこと
よくあるご質問
Q. Q. 親の家に出入りしている人が誰なのか、突き止められますか。
外から見える範囲で、どのくらいの頻度で、どの時間帯に来ているかは確かめられます。ただし、その方の素性まで必ず明らかにできるとお約束はできません。できるかどうかは、状況を伺ったうえで正直にお伝えします。
Q. Q. 親の預金が減っていないか調べられますか。
ご存命の方の口座は、ご本人以外が見られるものではありません。お金の管理が難しくなっているというご心配であれば、家庭裁判所の成年後見等の制度や、地域包括支援センターへのご相談が先になります。
Q. Q. 親に知られずに確認できますか。
外から見える範囲の確認ですので、ご本人に気づかれないように進めます。ただし、ご家族が近所へ尋ねて回ると、そちらから伝わります。
Q. Q. 地域包括支援センターに相談すると、大ごとになりませんか。
なりません。生活の心配ごとを受け付けている窓口で、離れて暮らすご家族からの相談も日常的に受けています。相談したからといって、すぐに何かの手続きが始まるわけではありません。
Q. Q. 何も問題がなかった場合はどうなりますか。
確認した範囲で心配はなかった、という結果をそのままご報告します。それはそれで、ご家族にとって意味のある結果だと考えています。
Q. Q. 県外に住んでいますが、新潟の親のことを相談できますか。
はい。関東など県外にお住まいのご家族からのご相談も多くいただいています。お電話やメールでのご相談で結構です。
Q. Q. 高額な契約をしてしまったようです。どうすればよいですか。
急いで消費生活センターへご相談ください。全国共通の消費者ホットライン(188)から、お近くの窓口につながります。契約の内容や時期によっては取り消せる場合があり、時間が経つほど選択肢が減ります。
離れて暮らす親御さんのことは
ファミリー調査事務所 新潟支店 にご相談ください
24時間365日受付
可否を先にご説明
ご相談内容を丁寧に管理
地域の事情をふまえて対応


