ダナンでの浮気・信用調査を依頼する前に|現地で動くことの本当のリスク

現地で動くことの、本当のリスク
日本人社会が狭いため、動いたことがその日のうちに勤務先へ伝わります
「駐在中の配偶者の様子がおかしい」 「現地の取引先を信用してよいか確かめたい」 「帰国した元従業員と連絡が取れなくなった」
ダナン関係のご相談は、おおむねこの三つです。
先にお伝えしておきます。 ダナンでいちばん危ないのは、調査の技術ではなく、現地の日本人社会が狭いことです。 動いたことが、その日のうちに駐在先の会社まで伝わります。
この記事では、現地で動く前に知っておいていただきたいことと、 日本にいるうちにできることのほうが多いという話を書きます。
日本人社会が狭い、ということ
ダナンに暮らす日本人の方は、限られた地域に集まって生活しておられます。 行く店も、使う病院も、子どもの学校も、ほとんど重なります。
ですから、こういうことが起きます。
- 知らない日本人が同じ店に何度も現れれば、話題になります
- 誰かが誰かのことを尋ねて回れば、その日のうちに本人へ届きます
- 日本から人が来たという情報は、勤務先の現地スタッフにも伝わります
これは調査の腕でどうにかなる話ではありません。 人数が少ない場所では、外から来た人が目立つというだけのことです。
伝わると、何が起きるか
ご本人が身構えるだけではありません。 勤務先での立場に影響することがあります。 家庭の事情が職場に知られ、駐在の継続そのものに関わってしまう。 そこまで望んでおられないのに、そうなることがあります。
ですから私たちは、現地で動く前に、日本側でどこまで確かめられるかを先に考えます。
お名前では、特定できません
現地の方について調べたいというご相談で、必ず問題になるところです。
ベトナムは、ひとつの姓に人口が極端に集中している国です。 グエン姓だけでおよそ四割とされ、上位の数姓を合わせると人口の大半になります。 名のほうも重なりやすく、姓名がそろっても同じ方だとは言えません。
加えて、日本側に残っている表記はローマ字であることが多く、 声調の記号が落ちていると、別の名前と区別がつかなくなります。 書類に書かれた綴りだけでは、現地で照合できないことがあります。
では、何があれば絞れるのか
- 生年月日……これがあると一気に変わります。書類に残っていることが多い項目です
- 出身の省・市……ダナン在住でも、出身地が別であることがほとんどです
- 旧勤務先・受入れ機関……日本側の書類に残っています
- ご家族の名前……本人が動いてもご家族が動いていないことがあります
お名前だけでのご依頼は、お引き受けしてもお役に立てない可能性が高いとお伝えしています。
書類の住所と、住んでいる場所は違います
ベトナムには住居の登録にかかわる制度がありますが、 登録されている場所と、実際に暮らしている場所が一致しないことが珍しくありません。 仕事を求めて都市部へ移る方が多く、登録は出身地のまま、という形がよくあります。
ですから、書類に住所が書いてあっても、 そこへ行けば会える、とは限りません。 日本の住民票と同じ感覚で受け取ると、見込みを誤ります。
これは信用調査でも同じです。 登記上の所在地と、実際に事業を行っている場所が違うことがあります。 看板があるかどうか、人がいるかどうかは、現地で見なければ分かりません。
現地に頼むときに起きること
「現地の業者に頼めばよいのでは」と考えられる方は多くいらっしゃいます。 実際にそうする場面もあります。ただ、次のことは知っておいてください。
- 責任の所在が決まりません……何かあったとき、どちらに言えばよいのか分からなくなります
- 報告の形式が違います……日本で使うつもりなら、そのままでは使えないことがあります
- 費用の出方が違います……追加の考え方が日本と異なります
- 法令が違います……日本で許されない方法が使われても、こちらには分かりません
いちばん危ないのが最後です。 どう手に入れたか分からない情報は、日本に持ち帰っても使えません。 弁護士に渡せば出どころを聞かれますし、裁判の場では必ず問われます。
日本にいるうちに、できること
ご相談の多くは、実は日本側でかなりのところまで進みます。
帰国された方を探す場合
技能実習や特定技能で来日されていた方であれば、 連絡先の手がかりは、たいてい日本国内の書類に残っています。 雇用の契約書、寮の入退去の記録、受入れ機関や登録支援機関の控え、 給与の振込先。ここを当たるほうが、現地で探すより確実です。
配偶者の駐在に関するご相談
現地で追うのではなく、一時帰国の前後が確認の場になります。 新潟からベトナムへの直行便はありませんので、 帰国は必ず乗り継ぎを挟みます。そのぶん、日本側で確かめられる時間があります。
もう一つ、日本に残っているものがあります。 通信の記録、送金の記録、カードの利用明細。 ご自身がご覧になれる範囲のものであれば、現地へ行かずに確かめられます。
取引先の信用について
日本側の商流、支払いの実績、紹介者の素性。 相手を調べる前に、こちらに残っている記録を並べるほうが早いことがあります。
私たちがお手伝いできること
お引き受けする範囲
- 日本国内に残っている手がかりの整理と確認
- 一時帰国の前後など、日本側での行動確認
- お持ちの情報で現地までたどれるかどうかの見極め
- 確認できたこと・できなかったことを分けた報告書の作成
お引き受けできない範囲
- 現地の行政記録や登録情報の取り寄せ
- 出どころを確かめられない情報の購入
- 相手方への接触、話し合いの代行
- お名前だけを手がかりとした所在確認
現地での確認が必要になった場合は、その時点でご相談します。 どこまでを日本側で終え、どこから先が現地なのかを分けてご説明したうえで、 進めるかどうかをお決めいただきます。
そして「現地へ行っても分からない見込みが高い」と判断した場合は、そうお伝えします。 渡航費をかけてから申し上げるのは、誠実ではないと考えています。
相談員からお伝えしたいこと

海外のご相談で最初に伺うのは、現地のことではなく「日本側に何が残っていますか」です。契約書、振込の記録、古い名刺、受入れ機関の名前。ご自身では関係ないと思っておられるものが、現地での何日分もの動きを省いてくれることがあります。ダナンについてもう一つ申し上げると、現地で動くことのリスクは、多くの方が思っているより大きいです。日本人の方が少ない街では、尋ねて回った時点で本人に伝わります。それで職場に話が及んでしまい、望んでいなかった形になったご相談を見てきました。ですから、まず日本でできることからご相談ください。現地が必要になったら、その時点で改めてご説明します。
ダナンの調査についてよくある質問
Q. 現地に調査員を出してもらえますか?
ご相談内容によります。ただ、その前に日本側でできることを終えていただくようお願いしています。 日本側で絞り込めていない状態で現地に出ても、費用が膨らむだけになりがちです。 そして現地で動けば、伝わる可能性が高くなります。
Q. 名前とダナン在住ということしか分かりません。
その状態では、お引き受けしてもお役に立てない可能性が高いとお伝えしています。 ベトナムは特定の姓に人口が集中しており、姓名がそろっても同じ方だとは言えないためです。 生年月日、出身の省、旧勤務先のいずれかが分かると、見通しが変わります。
Q. 現地で撮った写真は、日本で使えますか?
どのように撮ったかによります。撮り方によっては、こちらが責任を問われます。 また、いつどこで撮ったものかを示せないと、あとから使いにくくなります。 ご自身で動かれる前に、一度ご相談ください。
Q. 相手の会社が実在するかどうかだけでも知りたいのですが。
登記の情報と、実際に事業が行われているかは別の話です。 公開されている範囲で確かめられることと、現地で見なければ分からないことを分けて、 どこまで必要かを一緒に決めましょう。
日本側でどこまで進められるか、お伝えします
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