家族がいなくなった最初の数時間にすること|新潟の家出・所在不明

最初の数時間にすること
やることは多くありません。ただ、順番があります。
家族が帰ってこない。部屋にいない。電話がつながらない。
そのとき、頭は真っ白になります。何から手をつければいいのか分からないまま、同じ番号に何度もかけ直してしまう。多くの方が、そうなります。
この記事は、いまこの瞬間に読んでおられる方を想定して書きました。長い説明は後ろに回し、先に順番だけをお伝えします。ファミリー調査事務所 新潟支店では、家出や所在不明のご相談をお受けしていますが、最初にすべきことの多くは、私たちに頼むことではありません。そこも含めて、正直に書きます。
まず、危険があるかどうかを切り分けてください
いちばん先に判断していただきたいのは、探し方ではありません。命に関わる可能性があるかどうかです。
次のどれかに当てはまる場合は、この記事を読み進めずに、すぐに110番、または最寄りの警察署にご連絡ください。
- 書き置きや、直前のやり取りの内容が気がかりである
- いなくなった方が中学生以下である
- 持病があり、薬を持たずに出ている
- 認知症など、ご自身で戻れない事情がある
- 誰かに連れて行かれた可能性がある、脅されていた様子がある
- 厳しい寒さや悪天候のなか、上着や靴を持たずに出ている
これらは、警察が生命や身体に危険があるおそれのある方として扱う可能性のある状況です。その場合、警察は届出を受け付けるだけでなく、自ら捜索に動きます。迷ったら、先に警察です。私たちに連絡する前で構いません。あとで「大げさだった」と分かれば、それがいちばんよい結果です。
当てはまらない場合、たとえば、書き置きに「しばらく一人になりたい」とある、財布とスマートフォンを持って出ている、成人で健康に問題がない。こうした状況であれば、少し落ち着いて、順番どおりに進められます。次の章からお読みください。
最初の数時間、この順番で動いてください
01 家の中を見る
探しに出る前に、家の中です。何を持って出たかで、状況がまるで違います。財布、スマートフォンと充電器、着替え、通帳やカード、常用薬、上着、靴。充電器を持っているかどうかは、とくに見てください。持っていれば、連絡を取る気が残っている可能性があります。
02 最後に確認できた時刻を決める
何時に、どこで、誰が最後に姿を見たか。防犯カメラのある場所を通ったか。この一点が、あとのすべての起点になります。あいまいなまま進めると、探す範囲が無限に広がります。
03 連絡先は、近い順に少しだけ
思いつく全員に一斉に連絡したくなりますが、やめてください。まず二、三人です。本人がいちばん頼りそうな相手。広げるのは、それでも分からなかったときです。理由は07に書きました。
04 警察に届出を出す
行方不明者届は、いなくなってすぐでも出せます。「まだ一日経っていないから」と待つ必要はありません。次の章で詳しく書きます。
05 記録を作る
最後に見た時刻、服装、髪型、持ち物、現金の額、使っている交通手段、立ち寄りそうな場所。紙に書き出してください。警察でも、私たちにご相談いただくときでも、そのまま使えます。
06 探すか、待つかを決める
ここまでで、状況の輪郭が見えてきます。本人の意思で出ていて、危険もなさそうなら、追いかけるより待つほうがよい場合もあります。判断がつかないときに、ご相談ください。
この順番には理由があります。01と02を飛ばして探しに出てしまうと、後から取り返せないからです。時間が経つと、家の中は片付けられ、記憶はあいまいになります。探し始める前の十五分が、あとの数日を左右します。
警察への届出について
かつて「捜索願」と呼ばれていたものは、現在は行方不明者届という名称です。最寄りの警察署などで出せます。
よくある誤解を、先に二つ解いておきます。
- 「二十四時間経たないと受け付けてもらえない」は違います。そうした決まりはありません。いなくなった直後でも届出は出せます。
- 「届を出せば警察が探してくれる」とは限りません。ここが、いちばん行き違いの多いところです。
警察の扱いは、大きく二つに分かれます。生命や身体に危険が及ぶおそれがあると判断される場合は、警察が自ら捜索します。一方、本人の意思で出たと見られ、危険がないと判断される場合は、届出を受け付けて情報として保有し、何かの機会に所在が分かったときに連絡が来る、という形になります。
ですから、届出を出したあとで「動いてくれない」と感じるご家族が出てきます。それは対応が悪いのではなく、扱いの区分が違うためです。ただ、その区分は、届出のときに伝える内容によって変わり得ます。持病のこと、直前の様子、書き置きの中身、上着を持たずに出たこと。気がかりな点は、遠慮せず全部お伝えください。
警察が動く場合と動かない場合の詳しい違いは、行方不明届を出しても警察が動かないときに整理しています。
そして、届出を出すことと、私たちにご依頼いただくことは、両立します。どちらか一方を選ぶ必要はありません。届出は必ず出しておいてください。
新潟の冬は、時間の意味が変わります
ここは、新潟にお住まいの方に、必ずお読みいただきたい部分です。
冬にいなくなった場合、時間の重みがまったく違います。雪の降る夜、上着を持たずに、あるいは薄着のまま外にいることは、それ自体が命に関わります。屋内に入れる場所が近くにない地域なら、なおさらです。
ですから、冬に、行き先の見当がつかないまま人がいなくなったときは、様子を見ないでください。「朝になれば帰ってくるだろう」と待つ判断が、夏と冬とでは意味が変わります。この場合は、迷わず警察へご連絡ください。
- 車で出たなら、道は限られます。県外へ抜ける経路は多くありません。関越、北陸道、磐越道、そして新幹線。どこへ向かったかの見当をつけるうえでは、これはむしろ手がかりになります。
- 冬は、屋外で過ごせる場所がありません。夏なら公園やベンチで夜を明かせても、冬は無理です。屋根のある場所、暖房のある場所に限られるため、逆に立ち寄り先は絞り込めます。
- 公共交通の本数が少ない地域があります。最終の時刻を過ぎていれば、その日のうちに遠くへは行けません。時刻表は、範囲を絞る材料になります。
- 地域のつながりが近い。誰かが見かけていることが多い一方、こちらが探していることも、すぐ伝わります。
なお、行き先に心当たりがまったくなく、直前の様子や残された言葉が気がかりな場合は、ご自身で探しに出るより先に、警察へご連絡ください。これは、ためらう場面ではありません。
いま何をすべきか、状況を伺って一緒に整理します
お話を伺ったうえで、まず警察へ、とお伝えすることもあります。ご相談だけで終えていただいて構いません。判断に迷う時間がいちばん惜しいので、まずはお電話ください。
秘密厳守・新潟県内全域に対応探偵に頼めること
私たちがお引き受けできるのは、次のようなことです。
- 手元にある情報から、行き先の見当を絞り込むこと
- 立ち寄りそうな場所を、順番に確かめていくこと
- 過去のつながりから、頼りそうな相手を洗い直すこと
- 本人に気づかれずに、所在と無事を確かめること
- 所在が分かったあと、どう連絡を取るかを一緒に考えること
最後の一点を、軽く見ないでください。見つけることと、戻ってきてもらうことは、別の話です。本人の意思で出ている場合、居場所を突き止めて押しかければ、たいてい状況は悪くなります。もっと遠くへ行ってしまうこともあります。所在が分かったあとをどうするかまで含めて、ご相談ください。
また、ご相談の段階で、いま調査を始めるより、あと数日待ったほうがよいとお伝えすることもあります。本人の意思で出ていて、危険がなく、連絡の取れる手段が残っている場合です。費用をかけていただく必要がないなら、そう申し上げます。
探偵に頼めないこと
できることと同じだけ、できないことも書きます。
- 携帯電話の位置情報は取得できません。通信会社が持っている情報を、民間の事業者が照会する手立てはありません。できると言う相手には、ご注意ください。
- 住民票や戸籍の附票を、勝手に取ることはできません。取得には、法律で定められた要件と手続きがあります。
- 金融機関の口座の動きは分かりません。
- 本人を連れ戻すことはできません。成人であれば、どこにいるかは本人が決めることです。私たちにできるのは、所在と無事を確かめるところまでです。
- いつ見つかるかは、お約束できません。手がかりの量と新しさによって、大きく変わります。
- 手がかりがまったくない状態では、お引き受けできない場合があります。その場合は、その旨を最初にお伝えします。
できることとできないことの線引きは、家出調査でできること・できないことにも詳しく書いています。費用の考え方は家出調査の費用をご覧ください。

してしまいがちで、しないほうがよいこと
- SNS で呼びかける。気持ちは分かります。ですが、一度広がった情報は取り消せません。写真も名前も残り続けます。本人が戻ってきたあと、学校や職場でその話がついて回ります。また、事情を知った第三者が近づいてくる危険もあります。どうしても必要な場面は、警察と相談してからにしてください。
- 知り合い全員に、一斉に連絡する。探していることが本人の耳に入ると、隠れる側に回ります。まずは二、三人です。
- 学校や職場に、感情のまま連絡する。戻ってきたときの本人の居場所を狭めます。連絡が必要な場合も、事実だけを短く伝えてください。
- 部屋を片付けてしまう。何を持って出たかが分からなくなります。写真を撮ってから、そのままにしておいてください。
- 電話をかけ続ける、メッセージを送り続ける。百件の着信履歴を見て、戻ろうと思う人はまずいません。一通だけ、責めない内容で残してください。
- 自分だけで夜通し探し回る。とくに冬は、ご自身が危険です。ご家族が体調を崩せば、探す側がいなくなります。
調査を扱う事業者は、探偵業の業務の適正化に関する法律に基づいて公安委員会へ届け出たうえで営業しています。届出の番号は、依頼される前に必ずご確認ください。
どこに何を頼めばよいか
関わる先が分かれています。両方に頼んで構いません。
- 警察 行方不明者届の受理。生命や身体に危険があると判断される場合の捜索。事件性がある場合の対応。まずここです。
- 探偵 届出だけでは動きがない場合に、手元の情報から所在を確かめます。本人に気づかれずに無事を確認したい場合も、こちらです。
- 学校・職場 直前の様子を知っている人がいる場合があります。ただし伝え方には注意してください。
- 市区町村の福祉の窓口・地域包括支援センター 高齢のご家族の場合、地域の見守りの仕組みにつながることがあります。
- 弁護士 金銭トラブルや、離婚など法律上の問題が背景にある場合です。
順番としては、危険があれば警察が先、危険がなさそうなら家の中の確認と記録が先、そのうえで届出を出し、動きがなければご相談ください、という並びになります。
ご相談の前に整理しておきたいこと
急いでおられると思いますので、分かる範囲で結構です。お電話をいただいてから、一緒に整理することもできます。
- 最後に確認できた日時と場所
- そのときの服装、髪型、持ち物
- 持って出たもの(財布、スマートフォン、充電器、着替え、薬、現金の額)
- 置いていったもの
- 書き置きやメッセージの有無と、その内容
- 車や自転車を使っているか
- 立ち寄りそうな場所、頼りそうな相手
- 警察へ届出を出したかどうか
そして、お尋ねすることがあります。見つかったあと、どうなさりたいですか。
すぐ連れ戻したいのか、無事だけ確かめられればよいのか、本人が落ち着くまで見守りたいのか。ここによって、確かめ方も、そのあとの進め方も変わります。とくに、本人の意思で出ている場合は、見つけ方より、見つけたあとのほうが大事になります。
決まっていなくて構いません。いまは、そこまで考えられなくて当然です。
費用と期間の考え方
費用を左右する主な要素
- 手がかりの量最後に確認できた情報の新しさ
- 探す範囲県内か、県外に及ぶか
- 確認する日数所在が絞れているかどうか
- 体制調査員が一名で足りるか
個別見積りとなる理由
家出や所在不明のご相談は、手元にある手がかりの量と新しさによって、必要な作業がまったく違います。翌日にご相談いただいた場合と、半年経ってからでは、同じ調査になりません。あらかじめ決めた金額を並べても当てはまりませんので、お話を伺ったうえで、必要な範囲だけをお見積りします。お見積りの前に費用が発生することはありません。
まず確認したいこと
相談員からお伝えしたいこと
よくあるご質問
Q. Q. 二十四時間経たないと警察は受け付けてくれないのですか。
そうした決まりはありません。いなくなった直後でも行方不明者届は出せます。とくに危険が考えられる状況であれば、すぐにご連絡ください。
Q. Q. 届出を出しましたが、警察が動いてくれません。
生命や身体に危険があるおそれがあると判断される場合は警察が捜索しますが、本人の意思で出たと見られる場合は、届出を受け付けて情報として保有する扱いになります。対応が悪いのではなく、扱いの区分が違うためです。気がかりな事情が後から分かった場合は、改めて警察にお伝えください。
Q. Q. 携帯電話の位置は分かりますか。
民間の事業者が通信会社に照会する手立てはありません。できると言う相手にはご注意ください。ご家族が共有の設定をされていた場合など、お手元で確認できる仕組みがあれば、それは使えます。
Q. Q. 成人の子どもでも探してもらえますか。
ご相談はお受けします。ただ、成人の場合、どこにいるかはご本人が決めることですので、私たちにできるのは所在と無事を確かめるところまでです。連れ戻すことはできません。
Q. Q. 何日か様子を見てからでも間に合いますか。
状況によります。本人の意思で出ていて、連絡の手段が残っていて、危険がないと考えられるなら、待つ判断もあります。ただし冬に、行き先の見当がつかないまま出ている場合は、待たないでください。
Q. Q. 見つかったことを、本人に知られたくないのですが。
気づかれないように確かめる形をとります。所在が分かったあと、どう連絡を取るかも含めてご相談ください。押しかけると状況が悪くなることが多いためです。
Q. Q. 新潟県内であれば、どこでも対応できますか。
はい。新潟県内全域でご相談をお受けしています。県外へ向かわれた可能性がある場合も、まずはご相談ください。
立ち寄り先の見当をつけたい場合は、防犯カメラに家出人が映っているか確認できるかもあわせてご覧ください。
お子さんの家出が一度きりでない場合は、高校生の家出が繰り返されるときもあわせてご覧ください。
行き先の見当をつける手がかりについては、家出した人はどこにいることが多いのかもあわせてご覧ください。
ご家族の所在のことは
ファミリー調査事務所 新潟支店 にご相談ください
24時間365日受付
可否を先にご説明
ご相談内容を丁寧に管理
地域の事情をふまえて対応


