連絡がブロックされたとき|その先で起きること

連絡がブロックされたとき
その先で起きること
ブロックは、相手からのいちばんはっきりした返事です。ここから先の行動が、後で意味を持ちます
「メッセージが送れなくなった」 「既読にならないどころか、送信そのものができない」 「ブロックされたのかどうか、確かめる方法はないか」
夜の店で知り合った相手に連絡が届かなくなった、というご相談をいただきます。 そのなかでも、ブロックされたかもしれないという状態は、 他の「連絡が取れない」とは意味が違います。
当事務所は探偵業の届出をして調査を行う事務所です。 ただ、この記事は依頼を前提に書いていません。 ブロックの後に取った行動が、後になって ご自身の立場を悪くすることがあるからです。 まず、そこからお伝えします。
この記事では、ブロックという状態が何を意味するのか、 店のアカウントと個人のアカウントで話がどう変わるのか、 この後にしてはいけないことは何か、 そして探偵に確認できることとできないことを順にまとめます。
確かめる方法を探す前に、読んでいただきたいこと
ブロックされたかどうかを判別する方法を探して、 このページにたどり着いた方が多いと思います。 その気持ちは分かります。ただ、先に申し上げておきたいことがあります。
判別する方法は、そもそも確実なものがありません。 よく紹介されている見分け方は、 アプリの仕様が変わればそのまま使えなくなります。 白か黒かをはっきりさせようとして、いくつも試すことになります。
そして、もっと大事なことがあります。 確かめようとする行為そのものが、 相手に伝わる形で行われることが少なくないということです。 別のアカウントを作る、共通の知人に頼んで様子を見てもらう、 グループに入れてみる。 こうした確認は、相手の側から見れば 「連絡を絶ったのに、まだ接触しようとしている」という事実になります。
判別できたとして、その後どうされるのでしょうか。 ブロックされていた場合、できることは増えません。 むしろ減ります。この記事は、そこから先の話を書いています。
ブロックは、相手からの意思表示です
これがこの記事でいちばんお伝えしたいことです。 ブロックは、相手が手を動かして行った行為です。 機械の不具合でも、うっかりでもありません。 連絡を受け取らないと決めて、そのとおりに設定したということです。
返事が来ないだけなら、忙しいのかもしれない、 見ていないのかもしれない、という余地があります。 ブロックには、その余地がありません。 これ以上のはっきりした返事は、言葉でもなかなか出てこないと思います。
そして、この「意思表示」には法律上の意味があります
ここは冷静にお読みください。 ストーカー行為等の規制等に関する法律は、 つきまとい等のうち電話やメッセージを繰り返す行為について、 「拒まれたにもかかわらず」繰り返した場合を対象にしています。
拒む意思は、言葉で告げられるとは限りません。 返事をしない、既読にしない、そしてブロックする。 これらはいずれも、拒んでいるという意思の表れとして受け取られ得ます。 つまり、ブロックされた後に別の手段で連絡を試みることは、 「拒まれた後に繰り返した」という形になりやすいということです。
- ブロック前に一度連絡する ── 通常のやり取りの範囲
- ブロック後に別のアカウントから連絡する ── 拒否を迂回した接触
- ブロック後に共通の知人を通じて伝言する ── 同じく迂回にあたり得ます
- ブロック後に店を通じて連絡する ── 店にも迷惑がかかります
- ブロック後に会いに行く ── 待ち伏せ・押しかけと受け取られ得ます
ブロックという行為は、日付とともに相手の側に記録として残ります。 その後に何をしたかも、相手の手元には残ります。 もし相手が警察や弁護士に相談することになれば、 その記録がそのまま資料になります。
「誤解を解きたいだけ」でも同じです
ご相談で必ず出てくるのが、 「怒らせるようなことをした覚えがあるので、それを説明したい」 「最後に一言だけ伝えたい」というお気持ちです。
その気持ちを否定するつもりはありません。 ただ、相手が受け取らないと決めた以上、 こちらの目的が善意かどうかは関係がなくなります。 伝えたい内容が謝罪であっても、届け方を工夫した時点で迂回になります。
どこからが越えてはいけない線なのかは、 探していい相手と、探してはいけない相手に 具体的な行為を挙げてまとめています。
店のアカウントと、個人のアカウントは別です
ここで一つ、切り分けが必要です。 連絡が届かなくなったのは、どちらのアカウントでしょうか。 夜の店では、この二つが混在しています。
店の側で用意したアカウント
予約や出勤の連絡に使うもので、 その方が店を離れれば使われなくなります。 届かなくなった理由が「退店」である可能性があります。
本人の個人アカウント
通ううちに交換したものです。 これが遮断されたのであれば、 意思としてはかなり明確だと考えたほうがよいと思います。
どちらか分からないことも多い
源氏名で登録されていた、店の名前が入っていた、 という程度しか手がかりがないこともあります。 分からないなら、厳しいほうで考えてください。
店のアカウントが使われなくなっただけであれば、 それは避けられたのではなく、その方が店を辞めたということです。 辞めた場合に何ができて何ができないのかは、 退店した相手にもう一度会いたいときに書いています。
ただし、店のアカウントだったとしても、 個人の判断で遮断された可能性は残ります。 店を辞めるときに、特定の相手だけを整理していく方はいます。 切り分けは目安であって、答えではありません。
この後にしてはいけないこと
ブロックされた直後は、気持ちの整理がつかない時期です。 その時期に取った行動が、後になって形として残ります。 ここに挙げるものは、いずれも実際に起きていることです。
- 別のアカウントを作って、もう一度メッセージを送る
- 電話番号や他のアプリなど、遮断されていない手段に切り替える
- 共通の知人に頼んで、様子を聞いてもらう・伝言してもらう
- 店に電話して、本人に伝えてほしいと頼む
- 本人の公開アカウントに、それと分かる形で反応する
- 働いている場所へ行って、直接話そうとする
恋愛感情や、それが満たされなかったことへの気持ちから、 待ち伏せ・押しかけ・連続した連絡などを繰り返すと、 ストーカー行為等の規制等に関する法律のつきまとい等に該当する可能性があります。 ブロックという明確な拒否の後であれば、なおさらです。
また、本人のIDやパスワードを使ってメッセージアプリやSNSにアクセスする行為は、 不正アクセス行為の禁止等に関する法律に 触れる可能性があります。相手の同意がない限り、行ってはいけません。
当事務所は、こうした行為につながると判断したご依頼はお受けできません。 ご相談の段階で、探す目的と、見つかった後に何をされるおつもりかを必ず伺います。 それは依頼者の方をお守りするためでもあります。
ご自分で確認できること
では、何もできないのか。そうではありません。 相手に触れずに確かめられることがあります。 順番に見ていってください。
1 店がまだ営業しているか
人ではなく、店のほうを先に確かめます。 営業が続いているか、経営や店名が変わっていないか。 店ごと無くなっていたのであれば、 アカウントが使われなくなった理由がそれで説明できます。
2 公式の案内から在籍の表示が消えているか
店の公式サイトや案内に、その方の名前が残っているかどうかです。 ここまでは、誰でも見られる情報を見ているだけです。 消えているなら、遮断ではなく退店の可能性が出てきます。
3 いつから届かなくなったのか、時期を書き出す
最後にやり取りができたのはいつか。 その前後に何があったか。店の様子に変化はなかったか。 時期を並べると、遮断なのか退店なのかの見当がつくことがあります。
4 ご自分が送った内容を、送信の記録として読み返す
責めるつもりで申し上げるのではありません。 回数と時間帯を、事実として確認しておいてください。 短い期間に何十通も送っている、深夜に連続して送っている。 そうした記録がある場合、 この先どう動くかを考えるうえで前提が変わります。
5 ここで一度、止まる
1から4までは、相手に何も届きません。 ここから先の行動は、すべて相手に届きます。 止まる場所として、ちょうどよいところだと考えています。
動く前に、いまの状況を一緒に整理します
ブロックされたのか、店を辞めただけなのか、そもそも探していい状況なのか。この三つは分けて考える必要があります。ご依頼を決めていない段階で構いませんので、まず状況をお聞かせください。探さないほうがよいと判断した場合には、その理由もお伝えします。
秘密厳守・新潟県内全域に対応お金が絡んでいる場合だけは、話が変わります
ここまで「探さないほうがよい」という方向で書いてきました。 ただ、ひとつだけ、確かめることに理由が立つ場合があります。 貸したお金が返ってきていない場合です。
この場合、目的は「もう一度会うこと」ではなく 「返してもらうために必要な事実を揃えること」になります。 目的が変われば、できることも変わります。
まず、事実を時系列に並べてください
- いつ、いくら、どういう名目で渡したのか
- 手渡しか、振込か。振込なら記録が残っています
- 返済の約束があったか。あったなら、いつまでという話だったか
- やり取りが残っているメッセージがあるか
- 借用書や、それに近い書面があるか
ただし、貸したお金を取り戻すこと自体は探偵の仕事ではありません。 返還の請求、支払督促、訴訟といった法的な手続きは弁護士の領域です。 探偵ができるのは、その手続きに必要な事実を確認するところまでです。
新潟の夜の店をめぐる金銭のトラブルについては、 こちらのページにも整理しています。
それでも、方法は選ばなければなりません
金銭の請求という目的があっても、 本人に直接押しかけてよいことにはなりません。 むしろ、正当な請求であればあるほど、 手続きの筋を通したほうが結果につながります。 感情のままに動いた記録が残ると、そちらが不利に働きます。
探偵に確認できること、できないこと
ここまで整理しても状況が分からない場合に、調査という選択肢が出てきます。 ただし、探偵にできることは限られています。 できないことから書きます。そちらのほうが大事だからです。
できないこと
- 戸籍や住民票を取得すること。正当な理由と資格がなければ取得できません
- 通話履歴やメッセージの内容など、通信の記録を取得すること
- 電話番号から契約者を照会すること
- 店での呼び名と店名だけの状態から、本名や住所を割り出すこと
- 店に対して、在籍者や退店者の情報を出させること
- 相手の連絡先をご依頼者様にお渡しすること
- 相手に会わせること、話し合いの場を作ること
- 必ず見つけるとお約束すること
調査で所在を確認できたとしても、その連絡先をお渡しすることはありません。 それをすれば、当事務所が接触の手助けをしたことになるからです。
できること
- いま分かっている情報を整理し、何がどこまで届き得るかをお伝えすること
- 公開されている情報の範囲で、店や事実関係を確認すること
- 金銭に関わる話であれば、弁護士へ相談するための事実の整理をすること
- 探すべき状況かどうかを、法律の線に照らして一緒に判断すること
そして、探偵・弁護士・警察は役割が違います。 所在や事実の確認が探偵。返還の請求や法的な手続きは弁護士。 事件性が疑われる場合の対応は警察です。 ご家族も連絡が取れていないという状況であれば、探偵より先に警察です。
なお当事務所は、 探偵業の業務の適正化に関する法律にもとづく届出をして営業しています。 ご契約の前には、重要事項を書面でご説明します。

ご相談から報告までの流れ
01 無料相談
いつから連絡が取れないのか、どういう関係だったのか、探してどうしたいのかをお伺いします。ご依頼を決めていない段階で構いません。
02 状況の切り分け
避けられているのか、店を移ったのか、店そのものが変わったのか、本当に所在が分からないのか。この記事の01で書いた4つのどれに当たるかを一緒に整理します。
03 届く範囲の確認
いま分かっている情報が、適法な範囲でどこまで届き得るのかをお伝えします。届かないと分かっている場合は、その場でそうお伝えします。
04 お見積り
調査を進める場合は、確認する内容と範囲を決めたうえで個別に費用をご案内します。ご契約の前に重要事項を書面でご説明します。
05 調査の実施
合意した範囲で確認を進めます。これ以上進めても結果が変わらないと判断した場合は、その時点でご報告します。
06 結果のご報告
確認できた事実を整理してご報告します。相手の連絡先をお渡しすることはありません。
費用について
費用を左右する主な要素
- 手がかりの量分かっている情報により異なります
- 確認する範囲調査内容により異なります
- 調査人員必要な体制により異なります
- 調査期間状況により異なります
個別見積りとなる理由
手元にある情報が何で、どこまで確認したいのかによって、 必要な調査の中身が大きく変わります。 そのため一律の金額をお示しするのではなく、 ご相談内容を確認したうえで個別にお見積りします。
まず確認したいこと
相談員からお伝えしたいこと
よくある質問
Q. ブロックされているかどうか、調べてもらえますか?
お受けしていません。相手のアカウントの状態を外から確かめる調査は行いませんし、 判別できたとしても、その後にできることは増えません。 ご相談いただいた場合は、店の状況が変わっていないかなど、 相手に触れずに確かめられることから一緒に整理します。
Q. 一度だけ、別の方法で連絡しました。まずかったでしょうか。
一度で止まっているのであれば、そこで止めてください。 問題になるのは繰り返しです。 ストーカー規制法が対象にしているのは「拒まれたにもかかわらず繰り返す」行為で、 回数が重なるほど意味が変わります。 いま不安に感じておられるのなら、それ以上は動かないという判断が正解です。
Q. 店に聞いても教えてもらえませんでした。どうすればよいですか?
店が答えないのは、在籍している女性を守る立場にあるためで、当然の対応です。 辞めた後の連絡先を店が把握していないことも多く、教えないのではなく知らないという可能性もあります。 繰り返し問い合わせても状況は変わらず、その話が本人に伝わって、かえって距離を取られる結果になりやすくなります。
Q. 店での呼び名しか分かりませんが、本名は調べられますか?
呼び名と店名だけの状態から本名や住所を割り出すことは、適法な調査の範囲ではまずできません。 戸籍や住民票は正当な理由と資格がなければ取得できず、通信の記録を第三者が取ることもできないためです。 「呼び名だけで特定できます」という説明を見かけたら、その根拠をご確認ください。
Q. 近くの店を回って探すのはどうですか?
避けてください。街が狭いぶん一軒ずつ回ることはできてしまいますが、 それは街の中で本人を追いかけている状態です。 店同士の横のつながりを通じて必ず本人に伝わり、つきまとい等と受け取られる可能性があります。
Q. 貸したお金を返してほしいのですが、依頼できますか?
探偵業務は事実の確認を行うもので、返還の請求そのものは行えません。 金銭の請求や法的な手続きは弁護士の領域です。 ご相談いただいた場合は、弁護士へ相談するために何を整理しておくとよいかをお伝えします。 いつ、いくら、どういう名目で渡したのかを時系列に並べておくと、その後が進めやすくなります。
Q. 相手の連絡先を教えてもらうことはできますか?
できません。調査で所在を確認できた場合でも、連絡先をご依頼者様にお渡しすることはありません。 それをすれば、当事務所が接触の手助けをしたことになるためです。 ご報告するのは、確認できた事実の範囲にとどまります。
Q. 家族も関係者も連絡が取れていない状態です。どうすればよいですか?
本人の身に何か起きている可能性を考える必要があります。 この場合は、探偵よりも先に警察へご相談ください。 事件性が疑われる状況では、警察の判断と対応が優先されます。
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