源氏名しか分からない相手を探せるのか|本名にたどり着く条件

源氏名しか分からない相手を
探せるのか
源氏名から本名へ、という直線はありません。何が手がかりになるのかを正直に書きます
「知っているのは源氏名と、働いていた店だけです」 「本名が分かれば探せますか」 「源氏名から本名を調べる方法はありますか」
この状態でのご相談は、決して珍しくありません。 夜の店では源氏名でしか呼び合わないので、 何年通っていても本名を知らないまま、ということが普通に起こります。
当事務所は探偵業の届出をして調査を行う事務所です。 ただ、この記事は依頼を前提に書いていません。 源氏名という手がかりについては、 期待と現実の差がいちばん大きいからです。 まず、その差を埋めるところから書きます。
この記事では、源氏名という情報の性質、 そこから本名へ至る経路が実際にあるのかどうか、 何が手がかりとして働くのか、 そして「特定できます」という説明をどう確かめればよいかを順にまとめます。
源氏名は、その人の名前ではありません
最初に、手がかりとしての性質を確かめておきます。 源氏名は、店が用意した呼び名です。 本人が生まれてから使ってきた名前とは、成り立ちがまったく違います。
店が変われば、名前も変わります
別の店に移れば、多くの場合まったく別の源氏名になります。 同じ人が、時期によって三つも四つも名前を持ちます。 源氏名で追いかけると、そこで線が切れます。
同じ名前を、別の人が使うことがあります
店側が使い慣れた名前を次の方に付けることがあります。 「その名前の子はいますよ」と言われても、 同じ人とは限りません。
時間が経つほど、本人から離れます
辞めてから月日が経つほど、 その源氏名は本人と結びつかなくなります。 名前の情報としての価値は、時間とともに落ちていきます。
ここが、電話番号や本名との決定的な違いです。 番号や本名は、その人に付いて回ります。 源氏名は、その店にいた期間にだけ付いていた札のようなものです。
ですから「源氏名が分かっているから、半分は分かっている」とは考えないでください。 分かっているのは、ある時期にある店で使われていた呼び名という事実です。
「源氏名から本名」という直線はありません
多くの方が期待されているのは、 源氏名を入り口にして本名にたどり着く方法です。 結論から申し上げると、その直線は存在しません。 それはこちらの力量の問題ではなく、経路が制度として閉じているからです。
閉じている経路
- 戸籍や住民票は、正当な理由と資格がなければ取得できません
- 通話やメッセージの記録を、第三者が取り寄せることはできません
- 店が持っている在籍者の情報を、外部に出してもらうことはできません
- 源氏名を入れると本名が出てくるような名簿は、存在しません
とくに三つ目について補足します。 店は働く方の身分証を確認していますが、 それを客に伝えることは、店にとって法的な危険を負う行為です。 教えない理由は、意地悪でも隠しているわけでもありません。
では、上位に出てくる「調べられます」は何なのか
源氏名から本名を調べる方法として紹介されているものの多くは、 実際には源氏名以外の情報を使う手順です。 顔写真、以前の投稿、共通の知人、電話番号。 源氏名は入り口の看板であって、実際に働いているのは別の情報です。
ですから、この記事では言い方を変えます。 「源氏名から本名は分かりますか」ではなく、 「源氏名のほかに、何を持っていますか」という問いに置き換えてください。 持っているものの中身で、届く範囲が決まります。
では、何が手がかりになるのか
源氏名に付随して、ご自分が持っている情報があるはずです。 それを書き出すところから始めてください。 通っていた期間、店、話した内容。 本人は覚えていないような雑談のほうが、材料になることがあります。
01 働いていた期間と店
いつからいつまで、どの店にいたか。 これは源氏名と本人を結びつける唯一の座標です。 期間があいまいだと、他の情報も使えません。
02 本人が話していた身の上
出身地、年齢、きょうだいの有無、以前の仕事、通っていた学校。 雑談で出た情報が、いちばん本名に近い場所にあります。
03 やり取りが残っているもの
メッセージの履歴、電話番号、送金の記録。 番号や振込の記録は、源氏名よりはるかに強い手がかりです。
04 公開されている情報
本人が自分で公開していた投稿など、 誰でも見られる範囲の情報です。 非公開のものに手を出すことはできません。
これらのうち、02と03が揃っているかどうかで話が変わります。 源氏名と店名しかない状態と、 源氏名に加えて番号と出身地の記憶がある状態では、 できることがまったく違います。
手がかりの量ごとに、どこまで届き得るのかは 風俗嬢の人探し|源氏名しかない相手を、どこまで探せるのかに 一覧の形でまとめています。あわせてお読みください。
「特定できます」という説明の確かめ方
この分野には、「源氏名だけで特定できます」という説明が出回っています。 依頼される前に、次のことを質問してみてください。 まっとうな相手であれば、答えられるはずの内容です。
- その方法は、具体的にどの情報を使うのですか
- 戸籍や住民票を使わないのであれば、何を根拠に本名と判断するのですか
- 調査で分からなかった場合、費用はどうなりますか
- 探偵業の届出はされていますか。届出の番号を教えてください
- 契約前に、重要事項の説明を書面でいただけますか
四つ目と五つ目は、法律で定められた手続きです。 探偵業の業務の適正化に関する法律は、 営業所ごとの届出と、契約前の重要事項の書面交付を義務づけています。 ここが曖昧な相手には、依頼しないほうがよいと考えます。
それから、もうひとつ大事な点があります。 同じ法律は、調査結果が違法な行為に使われないことを 依頼者に確認する義務も、探偵の側に課しています。 目的を一切聞かずに引き受ける事務所は、その手続きを飛ばしていることになります。
本名が分かった、その先のこと
ここは、あまり書かれていない話です。 本名を知ることは、目的ではありません。 その先に何をされるおつもりなのかで、話がまったく変わります。
もう一度会いたい、という目的の場合
正直に申し上げます。 本名が分かっても、会えるようにはなりません。 連絡先をお渡しすることはありませんし、 調べた住所を頼りに訪ねていけば、それは待ち伏せや押しかけになります。
相手が連絡を絶っている状況であれば、 本名を知った状態で近づくことは、 ストーカー行為等の規制等に関する法律の つきまとい等に該当する可能性があります。 知っている情報が増えるほど、行動の危うさは増します。
お金を返してもらいたい、という目的の場合
この場合は、本名を確認することに理由が立ちます。 請求という手続きには相手の氏名が要るからです。 ただし、請求そのものは弁護士の領域です。 探偵ができるのは、その手続きに必要な事実を確認するところまでです。
ご家族が心配している、という目的の場合
ご家族からのご相談であれば、扱いが変わります。 安否が分からない状況であれば、 探偵よりも先に警察へご相談いただく場面のこともあります。
どの目的であれば確かめることに理由が立つのかは、 探していい相手と、探してはいけない相手に整理しています。 ご相談の前に、こちらを先に読んでいただくほうがよいかもしれません。
ご自分で確認できること
調査を考える前に、手元でできることがあります。 いずれも相手には何も届きません。 ここまでで整理がつくことも少なくありません。
1 覚えていることを、日付の順に書き出す
いつ知り合い、いつ頃まで会っていたのか。 店はどこで、いつ辞めたと聞いたのか。 記憶は、書き出した時点でようやく情報になります。 頭の中にあるうちは、順番も前後関係もあいまいなままです。
2 本人が話していた身の上を、思い出せるだけ書く
出身がどこか、きょうだいがいるか、以前は何をしていたか、 好きだったもの、通っていた場所。 本人にとって何気ない話ほど、作り話ではない可能性が高くなります。
3 手元に残っている記録を集める
メッセージの履歴、着信の履歴、振込の控え。 これらは源氏名より確かな情報です。 消してしまう前に、まとめて保存しておいてください。
4 店の状況を確かめる
店がまだ営業しているか、経営や店名が変わっていないか。 公式の案内から在籍の表示が消えているか。 ここまでは、誰でも見られる情報を見ているだけです。
5 店に本名を尋ねるのは、やめてください
教えてもらえないというだけではありません。 尋ねたという事実が、本人に伝わります。 店は働く方を守る立場にあるので、そういう問い合わせがあったことは共有されます。
いま何が分かっているのかを、一緒に並べます
源氏名と店名だけなのか、それとも番号や身の上の記憶が残っているのか。持っている情報の中身で、確かめられる範囲が変わります。ご依頼を決めていない段階で構いませんので、まず手元にあるものをお聞かせください。届かないと判断した場合は、その理由もはっきりお伝えします。
秘密厳守・新潟県内全域に対応探偵に確認できること、できないこと
ここまで整理しても状況が分からない場合に、調査という選択肢が出てきます。 ただし、探偵にできることは限られています。 できないことから書きます。そちらのほうが大事だからです。
できないこと
- 戸籍や住民票を取得すること。正当な理由と資格がなければ取得できません
- 通話履歴やメッセージの内容など、通信の記録を取得すること
- 電話番号から契約者を照会すること
- 店での呼び名と店名だけの状態から、本名や住所を割り出すこと
- 店に対して、在籍者や退店者の情報を出させること
- 相手の連絡先をご依頼者様にお渡しすること
- 相手に会わせること、話し合いの場を作ること
- 必ず見つけるとお約束すること
調査で所在を確認できたとしても、その連絡先をお渡しすることはありません。 それをすれば、当事務所が接触の手助けをしたことになるからです。
できること
- いま分かっている情報を整理し、何がどこまで届き得るかをお伝えすること
- 公開されている情報の範囲で、店や事実関係を確認すること
- 金銭に関わる話であれば、弁護士へ相談するための事実の整理をすること
- 探すべき状況かどうかを、法律の線に照らして一緒に判断すること
そして、探偵・弁護士・警察は役割が違います。 所在や事実の確認が探偵。返還の請求や法的な手続きは弁護士。 事件性が疑われる場合の対応は警察です。 ご家族も連絡が取れていないという状況であれば、探偵より先に警察です。
なお当事務所は、 探偵業の業務の適正化に関する法律にもとづく届出をして営業しています。 ご契約の前には、重要事項を書面でご説明します。

ご相談から報告までの流れ
01 無料相談
いつから連絡が取れないのか、どういう関係だったのか、探してどうしたいのかをお伺いします。ご依頼を決めていない段階で構いません。
02 状況の切り分け
避けられているのか、店を移ったのか、店そのものが変わったのか、本当に所在が分からないのか。この記事の01で書いた4つのどれに当たるかを一緒に整理します。
03 届く範囲の確認
いま分かっている情報が、適法な範囲でどこまで届き得るのかをお伝えします。届かないと分かっている場合は、その場でそうお伝えします。
04 お見積り
調査を進める場合は、確認する内容と範囲を決めたうえで個別に費用をご案内します。ご契約の前に重要事項を書面でご説明します。
05 調査の実施
合意した範囲で確認を進めます。これ以上進めても結果が変わらないと判断した場合は、その時点でご報告します。
06 結果のご報告
確認できた事実を整理してご報告します。相手の連絡先をお渡しすることはありません。
費用について
費用を左右する主な要素
- 手がかりの量分かっている情報により異なります
- 確認する範囲調査内容により異なります
- 調査人員必要な体制により異なります
- 調査期間状況により異なります
個別見積りとなる理由
手元にある情報が何で、どこまで確認したいのかによって、 必要な調査の中身が大きく変わります。 そのため一律の金額をお示しするのではなく、 ご相談内容を確認したうえで個別にお見積りします。
まず確認したいこと
相談員からお伝えしたいこと
よくある質問
Q. 源氏名と店名だけです。それでも相談していいですか?
ご相談いただけます。ただ、その二つだけで本名にたどり着ける見込みは高くありません。 お話を伺ううちに、ご本人が忘れていた情報が出てくることがあります。 出身地の話、以前の仕事、家族構成。そうした断片のほうが手がかりになります。 何も出てこない場合は、届かないとはっきりお伝えします。
Q. 別の店で同じ源氏名を見つけました。同じ人でしょうか?
同じとは限りません。店側が使い慣れた名前を次の方に付けることがあります。 逆に、同じ人が店を移って別の名前になっていることのほうが多いくらいです。 源氏名の一致は、手がかりとしてはかなり弱いものだとお考えください。 確かめるつもりでその店に問い合わせるのは、避けてください。
Q. 店に聞いても教えてもらえませんでした。どうすればよいですか?
店が答えないのは、在籍している女性を守る立場にあるためで、当然の対応です。 辞めた後の連絡先を店が把握していないことも多く、教えないのではなく知らないという可能性もあります。 繰り返し問い合わせても状況は変わらず、その話が本人に伝わって、かえって距離を取られる結果になりやすくなります。
Q. 店での呼び名しか分かりませんが、本名は調べられますか?
呼び名と店名だけの状態から本名や住所を割り出すことは、適法な調査の範囲ではまずできません。 戸籍や住民票は正当な理由と資格がなければ取得できず、通信の記録を第三者が取ることもできないためです。 「呼び名だけで特定できます」という説明を見かけたら、その根拠をご確認ください。
Q. 近くの店を回って探すのはどうですか?
避けてください。街が狭いぶん一軒ずつ回ることはできてしまいますが、 それは街の中で本人を追いかけている状態です。 店同士の横のつながりを通じて必ず本人に伝わり、つきまとい等と受け取られる可能性があります。
Q. 貸したお金を返してほしいのですが、依頼できますか?
探偵業務は事実の確認を行うもので、返還の請求そのものは行えません。 金銭の請求や法的な手続きは弁護士の領域です。 ご相談いただいた場合は、弁護士へ相談するために何を整理しておくとよいかをお伝えします。 いつ、いくら、どういう名目で渡したのかを時系列に並べておくと、その後が進めやすくなります。
Q. 相手の連絡先を教えてもらうことはできますか?
できません。調査で所在を確認できた場合でも、連絡先をご依頼者様にお渡しすることはありません。 それをすれば、当事務所が接触の手助けをしたことになるためです。 ご報告するのは、確認できた事実の範囲にとどまります。
Q. 家族も関係者も連絡が取れていない状態です。どうすればよいですか?
本人の身に何か起きている可能性を考える必要があります。 この場合は、探偵よりも先に警察へご相談ください。 事件性が疑われる状況では、警察の判断と対応が優先されます。
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