阿賀野・五泉で猫がいなくなったら|河川敷・水辺・工場地帯で変わる探し方と猫探偵の使い方

阿賀野・五泉で猫がいなくなったら
河川敷・水辺・工場地帯で変わる探し方
広い川と、湿地と、夜は無人になる工場。この土地の猫の通り道はどこにあるのか
「川のほうへ行っていたら、もう探しようがない気がする」 「家の裏が工場と倉庫ばかりで、どこから見ればいいのか分からない」 「田んぼと畑ばかりで、隠れる場所がないはずなのに見つからない」
阿賀野市と五泉市には、他の地域にはあまりない条件がそろっています。 県内でも幅の広い阿賀野川の河川敷、瓢湖をはじめとする水辺と葦原、 ニットや窯業の工場と倉庫、そして球根栽培のビニールハウス。 どれも、猫が入り込むと外から見えなくなる場所です。
当事務所は探偵業の届出をして調査を行う事務所で、ペット捜索もその一つとして受けています。 ただ、この記事は依頼を前提に書いていません。 ご自分で探されるときにそのまま使える内容を、順番に書いていきます。
この記事では、この地域を5つの環境に分けて、それぞれで猫が入り込みやすい場所を挙げます。 そのうえで、水辺で絶対にやってはいけないこと、届け出先、 そして猫探偵に頼む場合の判断までをまとめます。
まず、いなくなった場所がどのタイプか
探し始める前に、ご自宅の周りがどのタイプに近いかを決めてください。 ここを決めないまま歩き回ると、同じ場所を何度も通ることになります。
川沿い
阿賀野川・早出川・能代川の堤防と河川敷。 阿賀野川の河川敷は幅が広く、藪と木立が長く続きます。
水辺と湿地
瓢湖まわりをはじめとする水辺と葦原。 入ると外から見えなくなり、猫の側も出口が分からなくなります。
工場・倉庫と畑
五泉のニット関連の工場、安田の窯業、球根栽培のハウス。 夜間は無人になり、猫が長く留まります。
これに、村松や水原の町なかの区画が加わります。 ご自宅がどれに近いか、あるいは二つにまたがっているかを決めてから、 次の章のうち該当するところを読んでください。
阿賀野川・早出川の堤防と河川敷
阿賀野川は県内でも川幅が広く、河川敷にまとまった藪と木立が残っています。 堤防を歩いて上から眺めると「何もない」ように見えますが、 猫を探すときに見るのは堤防の上ではありません。
見るのは法面(のりめん)です。 堤防の斜面には草が伸び、護岸ブロックのすきまが空いています。 川側と住宅側、それぞれの斜面を、草をかき分けながら端から歩いてください。 ブロックのすきまは奥が深いことがあります。
- 堤防の法面の草、護岸ブロックのすきま
- 河川敷の藪と木立の縁。中心部ではなく縁から
- 橋の下、橋脚の根元、水門や樋門(ひもん)の設備
- 河川敷のグラウンドや駐車場まわりの倉庫・トイレ棟
- 放置された農機具や資材、積まれた土管
注意していただきたいのは、自宅と川のあいだに堤防があるかどうかです。 堤防は高く長い斜面なので、猫にとっては越えるより沿って移動するほうが自然です。 河川敷まで出ていると決めつけず、 まず堤防と住宅地のあいだの帯を、川に沿って見てください。
増水しているときは河川敷に入らないでください。 水が引いてから、明るいうちに複数人で見に行ってください。
水辺と葦原──入ると出られない場所
瓢湖のような水辺と、その周りの葦原。 用水池、ため池、休耕田に残った湿地。 この地域にはこうした場所が点在しています。
葦原は、猫にとって身を隠すには理想的です。 背の高い草が密集していて、上からも横からも見えません。 ただし入った猫の側も、方向が分からなくなります。 同じ場所をぐるぐる回っているだけ、ということが起こります。
- 葦原の縁。中に入らず、外周を回って足跡や倒れた草を探す
- 水辺沿いの遊歩道と、その脇のベンチ・東屋の下
- 水門・排水機場の設備まわり、コンクリートのすきま
- ため池の土手、堰堤(えんてい)の階段の下
- 水辺や葦原に餌を置かない。水鳥が集まる場所では、餌が野鳥への給餌になってしまいます
- 葦原の中へ分け入って踏み荒らさない。足元が見えず、水辺は危険です
- 夜間に一人で水辺へ入らない
- 大きな音を立てて追い立てない。奥へ追い込むことになります
餌を置くなら、水辺から離れた、自宅寄りの通り道の上にしてください。 猫を水辺から呼び戻す方向に置くのが正しい向きです。 瓢湖のように水鳥の集まる場所では、給餌について地域のきまりがある場合があります。 置く前に市の窓口へ確認してください。
工場・倉庫地帯で猫が入り込む場所
五泉にはニット・繊維の関連工場が、安田には窯業の工場と資材置き場があります。 こうした区画は、夕方以降は無人になります。 人に追い立てられないので、猫は落ち着いて留まります。
そして工場には、猫にとって条件のよい場所が集まっています。 屋根があり、風がなく、機械の熱が残っていて、 梱包や資材のすきまがある。
- シャッターと地面のすきま、通用口の脇
- 屋外に積まれた原料・梱包・パレットのすきま
- ボイラー室・機械室の外側、排気口の近く(冬は特に)
- 室外機の裏、配管とダクトのすきま
- 倉庫の床下、プレハブの下
- 従業員駐車場の車の下、エンジンルームの上
これらはすべて私有地です。無断で立ち入らないでください。 工場の総務や守衛の方に連絡して、写真を渡し、 「見かけたら連絡してほしい」「敷地を見せてほしい」とお願いするのが確実です。
朝いちばんに出勤される方が気づくことが多いので、 始業前の時間に連絡を入れておくと情報が入りやすくなります。
球根畑とビニールハウス
五泉は球根や花の栽培が盛んな土地です。 畑とビニールハウスが住宅のすぐ隣にあります。 ハウスは、猫にとって年間を通して条件のよい場所です。
冬でも中は暖かく、雨も雪も入りません。 資材や苗床のすきまがあり、上から見ても分かりません。 入口が少し開いていれば、そこから入って居着いてしまいます。
- ビニールハウスの中。苗床の下、資材のすきま、通路の端
- ハウスとハウスのあいだ、外側の裾(すそ)の重しの下
- 育苗箱や球根のコンテナが積んである場所
- 農機具の車庫、トラクターやコンバインの下
- 畑の脇の防風ネット、その根元の草
- 用水路の暗渠の入口、コンクリート管の中
ハウスは所有者のいる場所です。無断で入らず、 畑をやっておられる方に声をかけて、 中を見せていただけないかお願いしてください。 この地域では、農作業をされている方が朝早くから畑に出ています。 写真を渡して「見かけたら連絡してほしい」と頼んでおくと、 情報が入る確率がかなり上がります。
見通しのよい畑は「隠れる場所がない」と思われがちですが、 実際に見落とされているのは用水路と側溝です。 コンクリートの水路は上から見えず、雨風もしのげる通路になります。
村松・水原の町なかと、冬の注意
町なかの区画
村松には旧城下町の町割りが、水原には古い商店の並ぶ通りが残っています。 道が細く、建物の間隔が狭い区画です。 この形の土地では、猫は道路の真ん中を歩きません。 塀の上、生垣の裏、建物と建物のすきま。この線をたどってください。
- 建物と建物の細いすきま、古い家屋の縁の下
- 蔵や納屋の床下、資材の積まれた裏手
- 商店のシャッターと壁のあいだ、裏口の脇
- 寺社の境内、石垣のすきま、木立
- 停まっている車の下、エンジンルームの上
冬に気をつけること
この地域は海沿いほど風は強くありませんが、雪は積もります。 積雪はマイナスばかりではなく、足跡が残ります。 降ったあとの朝に家の周りを一周してみてください。 猫の足跡は小さく、まっすぐな線状に並びます。
一方で、雪は隠れ場所も作ります。 除雪した雪の山の下、屋根から落ちた雪と壁のあいだ、カーポートの下。 こうした場所に空間ができ、猫が入り込むことがあります。
- 車のエンジンをかける前に、必ずボンネットを叩く
- 除雪機を動かす前に、周囲と雪の山を確認する
- 屋根の雪が落ちる場所で、長時間探し回らない
- 雪で覆われた用水路・側溝には、無理に手を入れない
手が届かない場所に入り込んでいると分かった時点で、 無理に掘り出そうとせず、一度立ち止まってください。 場所さえ特定できていれば、道具を使って安全に出す方法があります。
届出先と、保護されていないかの確認
探すことと同じくらい大事なのが、保護されたときに連絡が来る状態をつくることです。 次の順番で連絡してください。
01 警察署
阿賀野警察署・五泉警察署。ペットは法律上「落とし物」として扱われるため、 拾得物の届け出が入っていないかを確認できます。遺失届も出しておいてください。
02 市の担当窓口
阿賀野市・五泉市それぞれの環境衛生の担当課へ。 収容された動物の情報や、住民から寄せられた連絡が集まる窓口です。
03 保健所(地域振興局)
県の保健所(地域振興局の健康福祉環境部)へ。 管轄が市町村をまたぐため、隣の市で保護された場合もここに情報が集まります。
04 新潟県動物愛護センター
長岡市関原町にあります。 県内で収容された動物の情報が集まる場所なので、 距離に関係なく必ず連絡先に入れてください。
05 近隣の動物病院
けがをした猫が持ち込まれることがあります。 新潟市や阿賀野市の病院へ運ばれることもあるので、 市境をまたいだ範囲まで連絡しておいてください。
06 工場・農家・施設への声かけ
この地域では、これが実質的な届け出になります。 近隣の工場の守衛や総務、畑をやっておられる方、 水辺の施設の管理者。写真を渡しておくと、朝いちばんに情報が入ります。
連絡先や受付時間は変わることがあります。 各市と新潟県のウェブサイトで、最新の情報をご確認ください。 迷子ペット情報の掲示板サイトへの登録も、早い段階でしておいてください。
この地域で特に効くのは6番です。 工場も畑も、朝早くから人が動いています。 その人たちが見る場所は、飼い主さんが立ち入れない場所と重なっています。 チラシを配るより先に、まずこの声かけをしてください。
ご自身でできること
探偵に頼む前に、ご自分で進められることがあります。 むしろ、ここを先にやっておくほど、依頼したときに必要な日数が短くなります。
まず家の中をもう一度
室内飼いの猫の場合、外に出たと思っていて実は家の中にいたという例が 珍しくありません。押入れの奥、洗濯機と壁のすきま、天袋、階段下の物入れ。 暗くて狭くて、人が普段のぞかない場所から順に見てください。
通り道を見つける
捜索の起点は、範囲を広げて歩き回ることではありません。 その子の気持ちになって、通り道を見つけることです。 家の周りをぐるりと回り、猫が通れる幅の隙間がどこにあるかを書き出してください。 建物と物置のあいだ、縁の下の入口、生垣の切れ目、車の下、用水路の入口。 「そんなところ通らない」と思う場所ほど、実際の通り道になっていることがあります。
時間帯を合わせる
臆病な子は昼間ほとんど動きません。 夜中や明け方、街が静かになってから動き出す傾向があります。 昼に同じ場所を10回通るより、明け方に1回通るほうが会えます。
縄張りの猫がどこにいるか
近所に縄張りを持つ猫がいると、威嚇されて遠くへ逃げてしまうことがあります。 よその猫がよく通る場所が分かっているなら、 その方向は避けている可能性があると考えて、逆側を先に見てください。
餌は、置く場所を決めてから
家の周りに漫然と餌を置くと、よその猫が食べてしまうことのほうが多くなります。 通り道を特定してから、その線の上に置いてください。 ただし水辺と葦原には置かないでください。 水鳥への給餌になってしまいます。餌は水辺から離れた、自宅寄りに置きます。
手順の全体は迷子猫の探し方に、 日数ごとの判断は迷い猫の捜索はいつ依頼すべきかにまとめています。
立ち入れない場所を、どう頼んで回るかを一緒に考えます
この地域は工場・畑・水辺と、飼い主さんが自由に入れない場所が多くあります。だからこそ、誰に何を頼んで回るかで結果が変わります。ご依頼を前提としたご相談ではありませんので、家の周りの様子と、いなくなった状況をお聞かせください。声をかける順番からお伝えします。
秘密厳守・新潟県内全域に対応猫探偵にできること・できないこと
できること
通り道の特定と、その線の上に餌や仕掛けを置くこと。 暗視カメラで通過を確認すること。 工場や畑の管理者へ、こちらから連絡して協力をお願いすること。 時間帯を合わせて動くこと。
できないこと
他人の敷地に無断で立ち入ること。 必ず見つけると約束すること。 いなくなってからの日数と天候を、なかったことにすること。
頼む前に
まだ探していない場所が残っているなら、 ご自分で進めていただいて構いません。 判断に迷った時点で、状況の整理だけでもお電話ください。
「必ず見つかります」と言い切れる根拠は、着手前にはありません。 経過日数、天候、川や水辺の位置、近所に縄張りを持つ猫がいるかどうか。 現場を見て初めて分かることばかりです。 業者の見極め方はペット探偵の選び方に、 電話でそのまま使える確認事項としてまとめました。
犬がいなくなった場合は、探し方がまったく変わります
ここまでは猫の話です。「ペット探偵」とひとくくりに呼ばれますが、 犬と猫では捜索の組み立てがまったく違います。同じやり方をあてはめると、うまくいきません。
犬は走って遠ざかる
数キロ先で保護されることも珍しくありません。時間が経つほど範囲が広がるので、 初動は「探す」よりも「情報が集まる状態をつくる」ことが優先になります。
猫は近くに潜む
遠くへは行かず、狭くて暗い場所で動かなくなります。範囲は狭いのに見えないので見つからない。 通り道を見極めることが中心になります。
頼むときに確かめること
「犬と猫では、進め方はどう変わりますか」と一言聞いてみてください。 違いを説明できない相手は、どちらかしかやっていない可能性があります。
この地域で犬がいなくなった場合、まず見るのは堤防です。 犬は障害物の少ない線を選んで走るので、 阿賀野川・早出川・能代川の堤防の上は、格好の移動路になります。 河川敷のグラウンドや農道も同じです。 国道や県道に出てしまうと、距離が一気に伸びます。
猫のように「近くに潜んでいる前提」で範囲を絞ると、まず見つかりません。 犬の場合は、探すより先に警察署・市の窓口・近隣の動物病院へ届け出て、 情報が集まる状態をつくることが先になります。 犬の捜索については迷い犬の探し方に、 最初の3時間ですることをまとめています。
この地域での捜索にかかる費用
費用を左右する主な要素
- 捜索期間日数によって異なります
- 捜索範囲住環境と経過日数により異なります
- 使用機材カメラ・捕獲器の台数により異なります
- 移動距離交通費・諸経費は別途となります
当事務所が期間で区切る理由
当事務所は日数制をとっており、成功報酬制ではありません。 成功報酬制は依頼する側にとって分かりやすい制度ですが、 見つかりそうな依頼に力が向きやすいという構造があります。 難しい依頼を早い段階で切り上げる判断が働かないように、期間で区切っています。
そのかわり、見つからなかった場合にも料金が発生します。 この点は依頼する側にとって不利ですので、着手前に必ずお伝えしています。
捜索の目安
相談員からお伝えしたいこと

この地域のご相談で多いのは、「探したい場所に自分が入れない」というお困りごとです。工場の敷地、畑とハウス、水辺の施設。どれも勝手に入るわけにはいきません。ですがこの土地は、朝早くから人が動いている場所でもあります。工場の守衛の方、畑に出ておられる方、施設を管理している方。その人たちが毎朝見ている場所は、飼い主さんが立ち入れない場所とちょうど重なっています。ですのでチラシを広く配るより先に、その方たちに写真を渡して回るほうが早いことが多いです。誰にどの順で声をかけるか、一緒に決めましょう。ご依頼をお決めになる前で構いません。
この地域の迷い猫についてよくある質問
Q. 川のほうへ行っていたら、もう無理ですか?
そう決めつけないでください。堤防は高く長い斜面なので、 猫にとっては越えるより沿って移動するほうが自然です。 まず堤防と住宅地のあいだの帯を、川に沿って見てください。 河川敷を見るのはその次です。
Q. 葦原に入ってしまった気がします
中へ分け入って探すのは避けてください。足元が見えず危険なうえ、 奥へ追い込むことになります。外周を回って、足跡や倒れた草を探してください。 餌は葦原の中ではなく、水辺から離れた自宅寄りに置きます。
Q. 水辺に餌を置いてもよいですか?
置かないでください。水鳥の集まる場所では、 猫のための餌が野鳥への給餌になってしまいます。 地域によってきまりがある場合もありますので、 置く場所に迷ったら市の窓口へ確認してください。
Q. 近所の工場や畑を見せてもらうことはできますか?
無断で立ち入らず、必ず声をかけてください。 工場なら守衛や総務、畑なら作業されている方に、 写真を渡して「見かけたら連絡してほしい」とお願いするのが確実です。 始業前の時間に連絡しておくと情報が入りやすくなります。
Q. 畑ばかりで隠れる場所がないように見えます
いちばん見落とされるのが用水路と側溝、それにビニールハウスです。 コンクリートの水路は上から見えず、雨風もしのげます。 ハウスは冬でも暖かく、資材のすきまに入り込めます。
Q. 保護されたかどうかは、どこに聞けばよいですか?
警察署、市の環境衛生の担当課、県の保健所、新潟県動物愛護センター、 そして動物病院です。この地域は新潟市の病院へ運ばれることもあるので、 市境をまたいだ範囲まで連絡しておいてください。
阿賀野・五泉の迷い猫のご相談は
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