迷い犬の探し方|飼い主が最初の3時間にすること

夕方の郊外の道路沿いを確認しながら移動の方向を探る捜索のイメージ
新潟支店 ペット探偵
LOST DOG

迷い犬の探し方
飼い主が最初の3時間にすること

犬は「探し回る」より先に「当たるべき場所」があります

「散歩中にリードが外れて、そのまま走っていった」 「玄関を開けた瞬間に飛び出した」 「雷や花火に驚いて、庭から出てしまった」

犬がいなくなったとき、多くの方がすぐ車を出して探しに行かれます。 その気持ちは当然です。ただ、犬の場合は順番があります。

犬は猫と違って、走り続けます。 そのぶん人目につきやすく、 保護されている可能性が高い動物でもあります。 探し回るより先に、当たるべき場所があるということです。

この記事では、最初の3時間ですること、 どこに保護されるのか、目撃情報をどう使うのかを順に整理します。 費用のかからないことから書きます。

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犬は「探す」より「当たる」が先です

猫の捜索は、近くに潜んでいる前提で範囲を絞る仕事です。 犬はその逆で、すでに移動し終えている前提で組み立てます。

驚いて走り出した犬は、短時間で数キロ移動することがあります。 その距離を人が歩いて追うことはできません。 一方で、犬は目立ちます。 誰かが見ている可能性が高く、誰かが保護している可能性も高いのです。

ですので最初にすべきなのは、遠くまで車で回ることではなく、 保護された犬が行き着く先へ、片っ端から連絡を入れることです。 連絡は、歩きながらでもできます。

この記事で分かること
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最初の3時間にすること

01 いなくなった地点に一人残す

可能であれば、家族のどなたかをいなくなった場所に残してください。 犬は元の場所に戻ってくることがあります。 誰もいないと、また別の方向へ行ってしまいます。

その場に、いつも使っているタオルや毛布、 水を置いておくと目印になります。

02 警察署へ連絡する

遺失届を出します。 ペットは法律上「物」として扱われるため、 保護した方が拾得物として警察へ届けていることがあります。

いなくなった地点の管轄署だけでなく、 隣接する署にも連絡してください。 犬は市町村境を簡単に越えます。

03 自治体の窓口へ連絡する

お住まいの自治体の動物愛護センター・保健所へ連絡します。 収容されている場合の照合をしてもらえます。

収容には期限が設けられている場合があります。 期限や手続きは自治体によって異なりますので、必ず窓口にご確認ください。 一度の連絡で終わらせず、繰り返し問い合わせることが重要です。

04 近くの動物病院へ連絡する

保護した方が、まず動物病院に連れて行くことがあります。 マイクロチップの読み取りができるためです。

いなくなった地点から半径数キロの範囲で、 思いつく病院すべてに一報を入れてください。

05 マイクロチップの登録情報を確認する

装着していても、登録情報が古いと連絡が来ません。 引っ越しや電話番号の変更をしたまま更新していないケースは珍しくありません。

この機会に、登録内容が現在の連絡先になっているかを確認してください。

06 最後に、歩いて探す

連絡を一通り終えてから、捜索に出ます。 車ではなく歩きか自転車のほうが、 路地や側溝、茂みの中を確認できます。

すれ違う方に声をかけ、 「このあたりで犬を見ませんでしたか」と尋ねながら進んでください。

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保護された犬が行き着く先

犬を保護した方が次にどうするかは、その方の判断で分かれます。 行き先が複数あるため、連絡先も複数必要になります。

  • 警察署──拾得物として届け出るケース
  • 動物愛護センター・保健所──行政に連絡するケース
  • 動物病院──チップの確認や怪我の手当てのために連れて行くケース
  • 隣接する市町村の同じ窓口──保護した方の居住地側に届くケース
  • 動物保護団体・ボランティア──地域の団体が預かるケース
  • そのまま自宅で保護──飼い主を探しながら預かっているケース

最後のケースがあるため、チラシとご近所への声かけが効きます。 善意で預かってくださっている方に、 こちらの連絡先を知っていただく必要があるからです。

新潟県内の届け出先(電話番号一覧)

窓口は住んでいる地域で分かれます。 新潟市内は市の動物愛護センター、それ以外は県の3センターと佐渡保健所が窓口です。 犬は猫より遠くまで移動します。いなくなった場所の隣の市町村にも、あわせて連絡してください。

  • 新潟市内 ── 新潟市動物愛護センター 025-288-0017
    新潟市中央区清五郎343番地2
  • 下越 ── 下越動物保護管理センター 0254-24-0207(夜間・休日の緊急 0254-22-5112)
    新発田市奥山新保430/新発田・村上・胎内・阿賀野・五泉など(新潟市を除く)
  • 中越 ── 新潟県動物愛護センター 0258-21-5501
    長岡市関原町1丁目2663-6/長岡・三条・柏崎・小千谷・見附・十日町・魚沼など
  • 上越 ── 上越動物保護管理センター 025-525-9263
    上越市大字中正善寺1340/上越市・妙高市・糸魚川市
  • 佐渡 ── 佐渡保健所 生活衛生課 0259-74-3399
    佐渡市相川二町目浜町20-1
  • 全県 ── 最寄りの警察署・交番(遺失届)
    保護した方が落とし物として届けているケースがあります。電話でも受け付けています

受付は平日の日中のみです。県の各センターと佐渡保健所は8時30分から17時15分、新潟市動物愛護センターは8時30分から17時30分、 新潟県動物愛護センターの施設としての開館は9時から17時です。 土日祝に気づいた場合は、警察署への遺失届を先に出しておいてください。警察は24時間受け付けています。 下越動物保護管理センターには、夜間・休日の緊急連絡先(0254-22-5112)があります。

新潟県には「脱出報告届」という様式があります

あまり知られていませんが、 新潟県では、飼い犬が逃げたときに飼い主が動物愛護センター等へ届け出るしくみがあり、「脱出報告届」という様式が用意されています。 電話での連絡とあわせて出しておくと、収容されたときの照合が確実になります。 様式は 新潟県「飼っている犬などが逃げたら(脱出報告届について)」 からダウンロードできます。

表の「地域」はおおよその区分です。市町村境の近くでいなくなった場合や、どこが担当か分からない場合は、 いちばん近い1か所に電話すれば、担当の窓口を教えてもらえます。 連絡先や受付時間は変わることがあるため、 新潟県「犬猫がいなくなったら」新潟市「迷子犬・猫保護収容情報」 で最新の情報をご確認ください。保護されている動物の一覧も、この2つのページで公開されています。

伝える内容をメモにしておく

  • いなくなった日時と場所(町名まで)
  • 犬種、毛色、体格、年齢
  • 首輪・ハーネス・リードの有無と色
  • 鑑札・注射済票の有無、マイクロチップの有無
  • 人に慣れているか、怯えやすいか
  • 持病や投薬の有無(急ぐ理由になります)
  • ご自身の連絡先

写真は全身と顔の2枚を、すぐ送れる形にしておいてください。 口頭の説明より確実です。

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犬が向かいやすい方向の考え方

やみくもに全方位を探すことはできません。 優先順位をつけるための手がかりがあります。

逃げ出した理由から考える

  • 音に驚いた場合──音から遠ざかる方向へ、まっすぐ走ることが多くなります
  • 興味を引かれた場合──他の犬、猫、人の気配のあるほうへ向かいます
  • 散歩中に外れた場合──いつもの散歩コースをたどることがあります
  • 庭から出た場合──日常的に見ている方向、家族が出かける方向へ向かうことがあります

地形で絞る

犬は走りやすい場所を選びます。 河川敷、堤防、農道、空き地、公園は、まっすぐ長く走れるため通りやすい場所です。

逆に、幹線道路や線路は最優先で確認します。 見つけたいからではなく、安全にかかわるためです。 走行中の車から見えにくい時間帯であればなおさら、 その周辺を先に見ておく必要があります。

「戻る」ことも想定する

一度遠くまで行った犬が、時間をおいて元の場所の近くに戻ってくることがあります。 いなくなった地点と自宅周辺は、繰り返し確認してください。 一度見たから大丈夫、とは考えないほうがよいと思います。

連絡先を当たっても手がかりが出ないときに

どこまで当たったかの整理からご相談いただけます

届け出の状況、目撃情報、周辺の環境をお聞きし、次に確認すべき範囲を一緒に整理します。ご依頼を前提としたご相談ではありません。まだ無料でできることが残っていれば、それをお伝えします。

秘密厳守・新潟県内全域に対応
地図に目撃情報の時刻と場所を書き込んで移動の方向を整理している手元
目撃情報は「時刻」と「場所」をセットで記録し、地図に落として向きを見ます。
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目撃情報を線でつなぐ

犬の捜索でいちばん強い手がかりは、目撃情報です。 ただし、集めるだけでは使えません。並べ直して初めて意味を持ちます。

記録するのは3つだけ

  • 何時ごろか(「夕方」ではなく「17時半ごろ」まで詰める)
  • どこか(交差点名、店の名前、目印になる建物)
  • どちらへ向かっていたか(これがいちばん重要です)

この3つを地図に落としていくと、移動の向きが線になって見えてきます。 2点あれば方向が出ます。3点あれば、次にどこを確認すべきかが絞れます。

「いつの情報か」を必ず確かめる

チラシを配ると、時間が経ってから連絡をいただくことがあります。 「見た」という話が今日のことなのか、3日前のことなのかで、 価値がまったく変わります。必ず日付から確認してください。

似た犬との取り違えに注意する

犬種と毛色だけで判断すると、別の犬を追いかけることになります。 首輪の色、ハーネスの有無、体格など、 複数の特徴が一致しているかを確認してください。

チラシに載せなかった特徴を一つ残しておくと、 連絡をいただいたときの確認に使えます。

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やらないほうがよいこと

焦って動くほど、遠くへ行ってしまうことがあります
  • 見つけて追いかける──犬は追われると逃げます。走らないでください
  • 大声で呼びながら走る──パニックのまま走り続ける原因になります
  • 複数人で囲い込もうとする──逃げ道を探して車道へ飛び出す危険があります
  • 車で追いかける──事故につながります。位置を確認したら停めてください
  • 他人の敷地に無断で入る──必ず所有者の方に許可をいただいてください
  • 連絡先を1か所しか当たらない──警察だけ、保健所だけでは届きません
  • SNSで個人を名指しして疑う──事実でなかった場合、その方を傷つけます

とくに1つ目です。 興奮している犬は、飼い主であっても追われると逃げます。 見つけた瞬間に走り出したくなりますが、 そこで止まれるかどうかが分かれ目になります。

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見つけたときの近づき方

見つけてから保護するまでが、いちばん難しいところです。 「うちの子だから大丈夫」とは考えないでください。 外で長く過ごした犬は、興奮や恐怖で普段と違う反応をします。

  • 走らない、大声を出さない
  • 正面から近づかず、少し斜めから、しゃがんだ姿勢で
  • 目を合わせ続けない
  • 名前を呼ぶなら、いつもの声の高さで、静かに
  • 手を伸ばさず、その場にとどまって向こうから来るのを待つ
  • おやつやいつものおもちゃがあれば、地面に置く
  • 車道の側に追い込まない位置に立つ

背中を向けてしゃがみ、動かずにいると、 近寄ってくることがあります。 捕まえようとする気配を消すことが、いちばん効きます。

それでも近づけない場合は、無理に追わず、 位置と向きを記録して出直してください。 そこにいると分かっただけで、次の確認範囲は大きく絞れます。

保護できたら、まず動物病院で体調を確認してください。 外傷や脱水が見つかることがあります。 あわせて、届け出をした警察・自治体・病院へ「見つかりました」とご連絡ください。

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新潟で気をつけたい条件

用水路と側溝

県内には農業用水路が多く、市街地にも張り巡らされています。 落ちて自力で上がれなくなっていることがあります。 深さのある水路や、蓋のない側溝は、上から覗き込んで確認してください。

河川敷と堤防

まっすぐ長く走れるため、犬が通りやすい場所です。 同時に、人通りが少なく目撃情報が出にくい場所でもあります。 時間帯を変えて複数回確認する価値があります。

幹線道路とバイパス

安全にかかわるため、最優先で確認します。 横断できてしまうと、そこから先は別の生活圏になります。 道路の向こう側の窓口にも、早い段階で連絡を入れておいてください。

冬季の積雪

雪の時期は、足跡が手がかりになります。 新雪であれば、向かった方向がそのまま残っていることがあります。

一方で、体温の低下という時間の制約が生まれます。 除雪の雪山の陰、車庫の奥、建物の風下など、 風を避けられる場所を優先して確認してください。

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費用の考え方

費用を左右する主な要素

  • 経過時間犬は短時間で移動します
  • 目撃情報方向が絞れるかどうか
  • 周辺の地形河川敷・幹線道路・農道の有無
  • 捜索範囲市町村をまたぐかどうか

まず届け出を済ませてください

犬の場合、保護されていて連絡がついていないだけ、というケースがあります。 警察・自治体・動物病院への連絡は費用がかかりません。 ここを済ませたうえで手がかりが出ない場合に、ご相談ください。

捜索の目安

5日間 150,000円
※交通費・諸経費は別途。10日間への延長は250,000円が目安です
ご依頼を前提としないご相談も承ります。まず、当たっていない連絡先が残っていないかを一緒に確認します。
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相談員からお伝えしたいこと

森本みき相談員
ファミリー調査事務所 新潟支店から

犬のご相談では、まず「どこに連絡されましたか」と伺うようにしています。警察には出したが保健所には連絡していない、隣の市には届け出ていない、という状態のことがよくあるためです。そこを埋めるだけで見つかることがあります。それでも手がかりが出ないときは、目撃情報の時刻と場所を教えてください。二つ三つ並べると、向きが見えることがあります。焦って車で走り回るより、まず紙に書き出すほうが早いことも多いのです。お電話だけでも構いませんので、状況をお聞かせください。

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迷い犬に関するよくある質問

Q. まず警察と保健所、どちらに連絡すべきですか?

どちらもです。保護した方の判断で届け先が変わるため、片方だけでは届きません。 あわせて、隣接する市町村の窓口と近隣の動物病院にも連絡してください。

Q. 一度連絡すれば、見つかったときに教えてもらえますか?

連絡をいただけるとは限りません。こちらから定期的に問い合わせてください。 収容には期限が設けられている場合があり、期限や手続きは自治体によって異なります。 必ず窓口にご確認ください。

Q. 犬はどのくらい遠くまで行きますか?

状況によりますが、驚いて走り出した場合は短時間で数キロ移動することがあります。 ただし、時間をおいて元の場所の近くに戻ることもあります。 遠方だけを探すのではなく、いなくなった地点も繰り返し確認してください。

Q. 見つけたのに逃げられました。どうすればよいですか?

追いかけないでください。走ると逃げます。 しゃがんで、目を合わせず、その場で待つほうが近寄ってくることがあります。 近づけない場合は、位置と向きを記録して出直してください。 そこにいると分かっただけで、次の範囲は大きく絞れます。

Q. マイクロチップを入れていれば見つかりますか?

保護されて読み取られた場合に、連絡がつく可能性が高まります。 ただし登録情報が古いと連絡は来ません。 引っ越しや電話番号の変更をしたままになっていないか、この機会にご確認ください。

Q. 犬と猫で、依頼したときの捜索方法は違いますか?

違います。猫は近くに潜んでいる前提で範囲を絞り、出てくる環境を整えます。 犬は移動している前提で、届け出先を当たり、目撃情報から方向を割り出します。 同じ「ペットの捜索」でも、組み立てが逆になります。

Q. 夜になってしまいました。明日まで待つべきでしょうか?

連絡だけは今日のうちに済ませてください。 警察は夜間も受付があります。 捜索そのものは、ご自身の安全を優先してご判断ください。 暗い水路沿いや幹線道路沿いを一人で歩くことは避けてください。

Q. 持病があり、薬が必要です。急いでもらえますか?

その事情は、最初にお伝えください。届け出の際にも必ず伝えてください。 窓口や病院での対応の優先度が変わることがあります。 ご相談いただく際も、時間の制約がある前提で範囲の組み立てを考えます。

連絡先を当たっても手がかりが出ないときに

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