迷い猫はどこに隠れているのか|まず家の中、それから外を時間で追う

室内の家具と壁のあいだにできた暗いすきまを覗き込んでいるイメージ
新潟支店 ペット探偵
WHERE CATS HIDE

迷い猫はどこに隠れているのか
まず家の中、それから外を時間で追う

外を探し始める前に、確かめておきたいことがあります

「家じゅう探したのに、どこにもいない」 「窓は閉まっていたはずなのに」 「外に出たなら、どのあたりにいるのか」

猫がいなくなったとき、多くの方がすぐ外を探し始めます。 ただ、私たちがご相談を受けて最初に確認するのは「本当に外に出たのか」です。

家の中にいるのに見つからない、というご相談は少なくありません。 猫は、人が入れないと思っている場所に入ります。そして、呼んでも返事をしません。

この記事では、家の中の隠れ場所、外に出たかどうかの見分け方、 外に出ていた場合に時間の経過で居場所がどう変わるかを順に書きます。 「何をするか」の手順は別の記事にまとめてありますので、そちらとあわせてお読みください。

01

いちばん多い勘違いは「もう外に出た」と決めてしまうこと

驚いた猫は、動かなくなります。 逃げ回るのではなく、狭くて暗い場所に入って、そこから出てきません。 名前を呼ばれても、フードの音がしても、出てこないことがあります。

これが、家の中を「探したのに見つからない」原因です。 人は動くものを探しますが、猫は動かないことで身を守っています。

音を立てて探さない

大声で呼ぶ、家具を動かす、走り回る。 いずれも猫をさらに奥へ入らせます。静かに、ライトで足元から見ていきます。

同じ場所を何度も見る

一度見た場所も、時間をおいてもう一度見てください。 猫は人がいなくなってから移動します。

目線を下げる

立ったままでは見えません。床に伏せて、ライトを水平に当てると 家具の下の奥まで光が届きます。

この記事で分かること
02

家の中の隠れ場所(部屋ごと)

順番に見ていってください。 「ここには入れないはず」と思う場所ほど、入っています。

リビング・寝室

  • ソファの下、ソファの内部(底の布が破れていると中に入れます)
  • ベッドの下、マットレスとベッドフレームのあいだ
  • 本棚やテレビ台の裏、家具と壁のわずかなすきま
  • クローゼットの奥、衣装ケースの裏、吊るした服の陰
  • カーテンレールの上、エアコンの上
  • こたつ布団の中、たたんだ布団や毛布のあいだ

台所・洗面所・浴室

  • シンク下、洗面台下の収納の奥(扉が少しでも開いていれば入ります)
  • 冷蔵庫の裏、洗濯機の裏と下
  • 食器棚の裏、レンジ台の下
  • 浴室の天井点検口、浴槽のエプロン(外れる側面カバー)の内側

玄関・廊下・階段

  • 下駄箱の中、靴の上
  • 階段下の収納、床下収納
  • コート掛けの服の裏

そのほか、見落とされやすい場所

  • 押入れの天井板──板がずれていると天井裏に上がれます
  • ユニットバスの天井裏──点検口から入れます
  • 2階の窓から屋根やベランダ──室内から出て、そこで固まっていることがあります
  • 物置・車庫・カーポート──扉を開けた一瞬に入ります
  • 車の中、エンジンルーム──扉を開けていた車があれば必ず確認してください

新潟のように雪囲いや風除室のあるお宅では、風除室と玄関のあいだも忘れずに見てください。 入ってから扉が閉まると、そのまま出られなくなります。

03

本当に外に出たのかを見分ける

家の中を一通り見ても出てこないとき、次に確かめるのは 「出口があったかどうか」です。気持ちではなく、事実で判断します。

出口の候補をひとつずつ潰す

  • 網戸に、猫が押して開けられるだけの遊びがなかったか(横にずらせる網戸は開きます)
  • 網戸の下部に、破れやたわみがないか
  • 換気のために開けていた窓、浴室・トイレの小窓
  • 玄関を開けていた時間があったか。宅配便、ゴミ出し、家族の出入り
  • ベランダから隣家や地面に降りられる高さだったか
  • 床下点検口や通気口のふたが外れていないか

外に出た「跡」を探す

  • 網戸や窓枠に、毛や爪の跡が残っていないか
  • ベランダや玄関先の土・砂・雪に足あとがないか(雪の日は決定的な手がかりになります
  • 家の周囲の柔らかい地面、花壇、砂利の乱れ
  • 屋外の防犯カメラ、インターホンの録画、ドライブレコーダー
  • 近所の家の玄関カメラ。声をかけて見せてもらえることがあります
判断がつかないときは、両方を並行してください
  • 家の中の確認は、時間をおいて何度でもできます。費用もかかりません
  • 外の捜索は、時間が経つほど範囲が広がります。遅らせないほうがよい作業です
  • 「外に出た前提で動きながら、家の中も見続ける」のがいちばん取りこぼしがありません

どちらか一方に決めてしまうと、外れたときの遅れが大きくなります。

04

外に出ていた場合、時間で居場所が変わる

外に出た猫は、はじめから遠くへ行くわけではありません。 時間の経過とともに、隠れる場所の性質が変わっていきます。 いま何日目かで、見る場所を切り替えてください。

数時間〜1日目|家からごく近い、狭くて暗い場所

外に慣れていない猫ほど、遠くへは行きません。 敷地内か、隣接する数軒の範囲にとどまっていることが多くあります。 パニックのまま動かず、身をひそめている段階です。

  • 自宅の縁の下、基礎の通気口の中
  • 物置と塀のあいだ、エアコン室外機の裏と下
  • 駐車中の車の下、タイヤの陰、車体の下部
  • 植え込みの根元、生垣の内側
  • 隣家の同じような場所(声をかけて見せてもらってください

2〜3日目|移動を始めるが、道は選ぶ

空腹と渇きで動き出します。ただし、開けた場所は通りません。 塀沿い、側溝沿い、建物と建物のすきまといった「線」を通ります。 この線をたどるつもりで探してください。

  • ブロック塀・生垣に沿ったライン
  • 側溝、用水路のふたの下、コンクリート管の中
  • 空き家、空き地、資材置き場
  • 神社やお寺の境内、公園の茂み
  • アパートの階段下、集合住宅のゴミ置き場の裏

4日目以降|落ち着ける場所に居着く

危険がないと分かった場所に、とどまるようになります。 この段階からは「探し回る」より「同じ場所を張る」ほうが見つかります。 目撃情報が出始めるのもこの時期です。

  • 雨風がしのげて、人の出入りが少ない場所
  • 餌をやっている方がいる場所の周辺
  • 倉庫、農機具小屋、使われていない車庫
  • 河川敷、土手の斜面のくぼみ

時間ごとに何をするかの手順は、 迷い猫を自分で探す|費用をかけずに今日からできる手順 にまとめています。この記事は「どこにいるか」、あちらは「何をするか」です。

探しても出てこないとき

どこを見て、どこを見ていないかを整理しませんか

探した範囲、家の中の確認状況、目撃情報の有無をお聞きします。まだ見ていない場所が残っていることがよくあります。ご依頼を前提としたご相談ではありませんので、状況の整理だけでも構いません。

秘密厳守・新潟県内全域に対応
住宅の基礎まわりと室外機の裏にできた暗いすきまをライトで照らしているイメージ
外に出た直後は、家からごく近い狭くて暗い場所にとどまっていることが多くあります
05

猫の性格と暮らし方で変わること

同じ日数でも、その猫がどんな猫かで探す範囲が変わります。

完全室内飼いの猫

外の地理を知りません。範囲は狭く、そのぶん深く隠れます。 半径50メートルを、時間を変えて何度も見るほうが結果につながります。

外に出た経験がある猫

行動範囲を持っています。以前よく行っていた場所を先に見てください。 近所の方が「たまに見かける」とおっしゃる場所が手がかりになります。

高齢の猫、持病のある猫

長く移動できません。家からごく近い場所で動けなくなっている可能性を優先します。 側溝の中や、狭いすきまも必ず確認してください。急ぐ理由がある状況です。

多頭飼いのうちの1匹

家の中の力関係で、いつも使う場所が決まっていることがあります。 その猫が普段いる場所の「もうひとつ奥」を見てください。 残っている猫が同じ方向をじっと見ているときは、その先を確認する価値があります。

去勢・避妊をしていない猫

発情の時期は、行動範囲が大きく広がることがあります。 数日で数キロ移動する場合もあり、範囲の取り方を変える必要があります。

06

建物のまわりで見落とされやすい場所

経験上、「探したつもり」になりやすい場所があります。 いずれも、外からは中が見えないという共通点があります。

  • エアコン室外機の下──真横からでは見えません。しゃがんでライトを当てます
  • 給湯器の裏──暖かく、狭く、雨が当たりません。冬は特に
  • 物置の下のわずかな空間──ブロックで浮かせてある物置には入れます
  • 階段下・スロープ下の空間──集合住宅で見落とされます
  • 雪囲いの板と外壁のあいだ──新潟では冬から春先にかけて要注意です
  • カーポートの波板の上──上を見る人がほとんどいません
  • 用水路のふたの下、暗渠の入口──外から光を当てて確認します。中には入らないでください
  • 停まっている車のエンジンルーム──動かす前に必ずボンネットを叩いてください

新潟市内の区ごとの地形や、県内の届け出先については 新潟市で猫がいなくなったら|区ごとの探し方と市内の届け出先 にまとめています。

07

戻ってくる可能性について、正直に書きます

「何日で見つかりますか」「戻ってくる確率はどのくらいですか」と、よく聞かれます。 私たちは、この質問に数字でお答えしないようにしています。 条件が違いすぎて、当てはまらない数字を伝えることになるからです。

そのうえで、実際にご相談を受けてきて言えることがあります。

  • 数日たってから、自宅のすぐ近くで見つかったケースは珍しくありません
  • いなくなって1週間以上たってからのご相談でも、見つかることはあります
  • 逆に、早く動いても見つからないことがあります。努力の量と結果は比例しません
  • 見つからないまま時間が過ぎることも、現実にはあります

「必ず見つかります」と言う業者があれば、その言葉のほうを疑ってください。 私たちがお伝えできるのは、可能性の高い場所を絞り込むことと、 まだ手をつけていない範囲がどこかを一緒に見つけることです。

08

ご依頼をお考えの場合の費用

費用を左右する主な要素

  • 捜索日数日数で決まります
  • 経過日数時間が経つほど範囲が広がります
  • 手がかりの量目撃情報の有無で絞り込みの速さが変わります
  • 捜索範囲市街地か、田園・山際かで変わります

目安

5日間の捜索で 150,000円、10日間へ延長する場合は 250,000円が目安です。 交通費・諸経費は別途申し受けます。 捜索内容によって変動しますので、正式な金額は状況をうかがったうえでお見積りします。

まず確認したいこと

まだ見ていない場所が残っていないか
※ ご自身でできることが残っている場合は、その方法をお伝えします
お電話で家の中の確認状況をうかがって、「先にもう一度そこを見てください」とお伝えすることがあります。 費用をかける前に済むなら、そのほうがよいと考えているためです。
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相談員からお伝えしたいこと

吉川みお相談員
ファミリー調査事務所 新潟支店から

「家の中はもう全部見ました」とおっしゃる方に、いくつか場所を挙げてお伝えすると、「そこは見ていませんでした」と返ってくることがよくあります。責めているのではありません。人の目線からは見えない場所に入るのが猫だ、というだけのことです。お電話では、間取りと、いなくなったときの状況をうかがいます。そこから、まだ見ていない場所を一緒に洗い出しましょう。

10

隠れ場所についてよくある質問

Q. 家じゅう探しましたが見つかりません。もう外にいると考えるべきですか?

まだ決めないでください。猫は、人が「入れない」と思う場所に入ります。 ソファの内部、浴槽の側面カバーの内側、押入れの天井板の上、洗濯機の下。 こうした場所を、時間をおいてもう一度見てください。 そのうえで、窓や玄関に出口があったかを事実で確かめます。

Q. 呼んでも返事をしません。近くにいないということですか?

そうとは限りません。怖がっている猫は、飼い主の声でも返事をしないことがあります。 呼ぶのは短くして、そのあと必ず黙って耳をすませてください。 鈴の音、かすかな鳴き声、爪が板を擦る音のほうが手がかりになります。

Q. どのくらいの範囲を探せばよいですか?

完全室内飼いの猫であれば、まずは半径50メートルを、時間を変えて何度も見てください。 外に出た経験がある猫や、去勢・避妊をしていない猫は、これより広く取る必要があります。 日数が経っている場合も、範囲を広げてください。

Q. 夜と昼、どちらに探すのがよいですか?

人の気配が減る深夜から早朝が、猫が動きやすい時間帯です。 ただし、暗い場所での捜索は足元が危険です。 用水路や側溝のそば、雪の残る場所では、無理をしないでください。 日中は「猫を探す」より「隠れ場所を潰す」時間に使うとよいと思います。

Q. フードを置いておけば戻ってきますか?

戻る場合もありますが、他の動物が先に食べてしまうことのほうが多いです。 置く場所は玄関先など決まった一箇所にして、 カメラや、周囲に敷いた砂で足あとが残るようにしておくと、来ているかどうかが分かります。

Q. 用水路の中は見たほうがよいですか?

外から光を当てて確認するにとどめてください。 新潟の用水路は季節や時間で水量が変わり、足場も滑ります。 中に入るのは避けてください。探している側が怪我をすると、捜索そのものが止まってしまいます。

Q. 見つけたとき、すぐ抱き上げてよいですか?

いきなり近づかないでください。 驚いて走り出すと、次はもっと遠くへ行きます。 しゃがんで、視線を合わせず、名前を静かに呼びながら待ってください。 キャリーやフードを近くに置いて、猫のほうから出てくるのを待つほうが確実です。

Q. 何日目から依頼を考えたほうがよいですか?

決まった日数はありません。目安は、 家の中と近所を一通り見て、手がかりが何も出ていない段階です。 日数ごとの考え方は迷い猫の捜索はいつ依頼すべきかにまとめています。 山際や海岸林の近く、高齢や持病がある猫の場合は、範囲や急ぎ方が変わりますので早めにご相談ください。

見ていない場所が残っているかもしれません

どこを見て、どこを見ていないか
ファミリー調査事務所 新潟支店 が一緒に整理します

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